梅芸での観劇のために前日夕方に大阪入り。
久しぶりにミナミ(難波、心斎橋、道頓堀界隈)を散策してみました。
法善寺にお参りし、繁華街をぶらぶらし、純喫茶アメリカンでお茶休憩などした後のBARです。
今はGoogle先生という便利な検索エンジンがあるので、周辺のBARを調べてみたのですが、ネットの情報だけではどうにもピンと来ない。
自分で足の向くまま探してみようと決めて歩いていると、大通り沿いなんだけど、ビルの1階奥まったところにドアがあるBARが。
ただならぬ雰囲気を感じ、「えいやっ」とドアを押してみると、やけに時代がかった趣。
そうそう、こういう感じですよ。我が意を得たり内心で叫びつつ、カウンターの椅子に座らせてもらいました。
左隣には3人連れのご婦人で世間話に花を咲かせているご様子、右隣は男性3人連れで常連の方がお仲間を連れてきた感じ。
特別なハレの時間もいいんだけど、地元の人に普段使いされている酒場ってのが良いよね。
カウンターは男性おふたりが切り盛りしていて、マスターと男性客の大阪弁の会話が耳に心地よく入ってくる。
1954年(昭和29年)創業の老舗で、この界隈はかつて洋酒ハイボールバーが立ち並んでいたとか。
それらのお店が1軒また1軒と徐々に灯が消えていき、最後まで残ったのがコチラらしい。
ライムをそのままポンと入れてくれたジンリッキーがナイスで、その後にお願いしたギムレットもモナンのライムジュースが優しく、軽やかでした。
ちゃんとしているのと、ざっかけなさとが入り混じったこの居心地、落ち着きました。
動きやすいのでキタでばかり飲んで寝泊まりしているんだけど、ミナミもいいなぁ。
また伺います。