奈良の「LAMP BAR」が素晴らしい。

LAMP BAR入口

奈良に来た大きな目的のひとつは、こちら。お目当ては「LAMP BAR」です。以前からいろんな人に評判を聞いていたので、楽しみに訪ねてみました。

LAMP BARの開店は2011年。オーナーの金子道人さんは、バーテンダーの世界大会「ワールドクラス グローバルファイナル 2015」(モエヘネシーディアジオ社主催)でグランプリを獲得しています。世界一の称号、何にも勝るエビデンスですよね。どんなものをいただけるんだろうとワクワクします。

最寄り駅の近鉄奈良駅からは徒歩3分程度です。宿からは15分くらい歩いて、小西さくら通り商店街(小西通り)沿いに灯を発見。奥まったところにそのBARはありました。足を踏み入れると、ラッキーにもカウンターがひとつ空席。背後のテーブル席2つはすべて埋まっていて、おしゃべりに花。この適度なボリューム感いいですね。

今日は宿でカンパリを飲んだだけなので、実質ここからスタートです(良ければクロージングまで行きたい)。

まずはギムレット。甘みほどよくパンチもあって、個人的にはだいぶタイプです。スルスルと飲み干した後は、お店のオリジナルカクテルをお願いしてみました。

LAMP BARでギムレット

シェーカーを振る、ステアする。そういう所作だけでなく、こちらのリクエストという名のワガママに、思案するバーテンダーを見るのが好きなんですよね。思うに、バーテンダーのタイプはふたつに大別できるんじゃないか、と。ひとつは「手を動かしてほしい人」(カクテルを作る人)、もうひとつは「ソソギスト」(ボトルやメジャーカップからモルトなど液体を注いでほしい人、蘊蓄とともに)。

ひたすらカクテルを作り続けているバーテンダーに2杯目をリクエストし、オリジナルのうち2種類提案されて選んだのがコチラ。「吟醸ベルモットのマティーニ」です。地元奈良の倉本酒造の日本酒から造ったベルモットを使用したマティーニです。もうね、しっかりマティーニなんだけど、どこか和であり、蔵元を連想させる香りと味わいがあるんです。

LAMP BAR「吟醸ベルモットのマティーニ」

この貴重な和製ベルモットだけ試飲させてくださったのですが、日本酒の荒ばしりのようでもあり、チーズの醤油漬けのようでもあり、たいへんユニークですね。

LAMP BARの吟醸ベルモット

3杯目の「マンハッタン」。ピンに刺さっているマラスキーノチェリー2つのうちの1個が自家製だそう。飲んでいるうちは気づかなかったのですが、飲み干した後に「!」となる。思わず「ビターズって何か特別なものをお使いですか?」って尋ねてしまいました。聞けばウッドフォードリサーブをベースに、バニラビターズほか複数のビターズが入っているそうで、道理でなるほどねー。

LAMP BARでマンハッタン

4杯目定番「サイドカー」。ブランデーはジャンフィユーを使用しているそう。あとは……いろいろ聞きましたが忘れました。ごめんなさい。写真も撮り忘れました。

さて5杯目。締めをお願いして、作ってくださったのがこちら。ブルバーディア(ブールヴァルディエ/Boulevardier)という、さしずめジンベースの「ネグローニ」のウイスキー版。バーボン+ベルモット+カンパリのレシピで、おやすみなさいというに相応しい1杯でした。

LAMP BARでブルバーディア

このLAMP BARはクリエイティブなカクテルを創出するイメージでしたが、いやはやクラシックも素晴らしい。それもただのスタンダードではない、「ひねりのあるクラシック」です。上述のイメージでいえば、ここはまさに「手を動かしてもらいたい」バーマンのいる店ですね。シグネチャーカクテルを作れるBARは強い。海外の呑み助たちにも、さぞや受けていることでしょう。サービスも雰囲気もバッチリだし。

おかげでそのままおとなしく宿に帰れました。奈良の灯台、また来ますね。

この記事を書いた人

hiroki

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編集者 / ライター / ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート / SMWS会員 / 訪問したBAR国内外合わせて100軒超 / 会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年) / ひとり歩き / 健全な酒活 / ブログは原則毎日更新750記事超(2019年2月現在)/ ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性