JR鶯谷駅から徒歩5分ほど、台東区根岸にある喫茶店「DEN(デン)」を初めて訪問してきました。創業1971年の老舗で、食パン1斤をくり抜いた「グラパン」などが有名です。テレビ東京のドラマ『孤独のグルメ(Season3)』にも登場した名店で、行こうと思っても入店の行列に断念すること多々。日曜日の夕方、たまたま空いている時間帯に並ばずに入ることができました。
入ってみると、想像以上にこじんまりした空間。入口目前にはキッチンと向き合うカウンター3席ほど。入って左手にテーブルが5つほど。相席で詰め込むのではなく、一人客にも4人のテーブル席を充て、男子が一人トーストをつまみながら本を読んでいる。この感じがたまらなく良いですねぇ。
夕方でしたが、さほど空腹というわけでなかったので、ホットコーヒーとプリンを……。見てください、このプリン。上にソフトクリーム、その下には昔ながらのカスタードプリンが鎮座します。これが見た目ほど甘すぎず、ペロリと平らげてしまいました。
名物のグラパンは食パンの中にグラタンが入っているという、ボリューミーなフードです。「エビとハムとベーコンのミックスグラパン」と「牛スジシチューのデミグラスグラパン」の2種類。スルッと入れたならランチ抜いて来ればよかったと思ってしまいましたが、ま、次回の楽しみにとっておきます(この記事を更新します)。
それにしても、落ち着く空間です。個人的に、喫茶店では「周囲を気にすることなく、ホッとできる」ことが最も大事。ってか、それさえ叶えば、コーヒーの味がどうとか、サービスがどうとか、他のことは大したことではないとさえ思います。
ここ「デン」は、メニューも充実しているし、何より和む空間。息長く続いてるのは伊達じゃないんですよね。