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本郷の東京大学総合図書館が素晴らしい。

東京大学総合図書館見学ツアー

第18回東京大学ホームカミングデイに行ってきました。いやぁ実に楽しい。オープンキャンパスよりも一般向けで、学祭よりも落ち着いている。そんなイベントでした。

「東京大学ホームカミングデイ」とは東大の本郷・弥生キャンパス、駒場キャンパスで毎年10月第3土曜日に行われるイベント。OB・OG以外の人にも開放していて、今年、本郷キャンパスのほうで初参加してきました。同様のイベントは、他の大学でも行っているようですね。

まず足を運んだのは、2020年の完成を目指して大規模改修工事中の「総合図書館」の見学ツアーです。工事はすでに約3分の2は完了しており、その要所を見ることができました。

見学ツアーは約30分で各回20人。総合図書館玄関前で午前と午後に分けて整理券が配られますので(今年は9時30分~、12時30分~)、まずはそちらをゲット。ガイドさん1名が案内につき、内部の写真撮影や飲食、会話は禁止。その代わり、学生さんが使っている素の様子を見られるし、おみやげにクリアファイルや絵ハガキ3枚をいただくわで、十分ですよね。

東京大学ホームカミングデイで総合図書館見学

東京大学総合図書館見学ツアーでおみやげ

東大はこの本郷・駒場・柏の各キャンパスほか、全体で蔵書数950万冊。本郷キャンパスにある総合図書館は今回の工事で別館を増設し、図書館前の噴水直下の地下1階にはイベントも開催できるライブラリープラザを新設。さらに地下2階~4階には高さ46m(12階建てのビルに相当)、約300万冊を収容できる自動書庫が設置されているそう。

写真は外の噴水ですが、ライブラリーからこの噴水の下が天窓で透けて見えました。金沢21世紀美術館のプールを思い出しましたね。

東京大学総合図書館前の噴水

別館から本館に上がると、アンモナイトの化石が入るイタリア産大理石に覆われた、赤絨毯の大階段に迎えられます。この建物は、1923年の関東大震災で一度焼失しているのですが、翌年ジョン・ロックフェラー・ジュニアさんが、約400万円(現在の価値で約100億円)を寄付。館内には当時の古在由直(こざい・よしなお)総長に宛てたロックフェラーさんの書簡が展示されていました。

建物の設計は、後に東大総長を務める内田祥三(うちだ・よしかず)さん。スクラッチタイルの外壁に優美なデザインは、「内田ゴシック」と呼ばれたとか。

古い建物というと落ち着いている分、薄暗い印象もありますが、総合図書館は改修によってところどころに天窓から柔らかな光が差し込んできます。創業当時のデザインを復元したシャンデリア、英国王ジョージ5世から贈られた鹿の剥製、最後の将軍・徳川慶喜が揮毫した「南葵文庫」の額など、貴重な文化財が自習する学生をさりげなく見守ります。

いやはや日本の最高頭脳を送り出す東大ならではの素晴らしい図書館、見惚れました。当然ながら学内関係者以外利用することができませんが、「ぜひとも使いたい」という方には朗報も。東京大学基金事務局で、累計300万円以上の寄附をした個人には、なんと終身有効の「総合図書館特別利用証」が発行されるそう。すごいですよね。お金があればぜひ寄付したいですよ、ほんとに。

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この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性