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マイケル・マン監督には映画で仕事をしてほしい。

おしゃれに、かっこよく、義理人情を描くマイケル・マン監督のファンです。個人的に好きな作品は『ヒート』(1995年)、『インサイダー』(1999年)、『コラテラル』(2004年)、『マイアミ・バイス』(2006年)ですが、その作品は硬派でシリアスゆえ、ハリウッドはもとより日本でも人気・知名度は今ひとつという印象です。

ストーリーはクソまじめ。登場人物は互いに共感する。そういう映画が好みですが、マン監督は演歌的ともいえるほどの劇的(ドラマティック)な脚本の中に、本格的なアクション(コンバットシューティングなど)を取り込みながら、ストーリーを深堀していきます。

ハリウッド映画らしい雄弁さがない代わりに、役者の表情や、ときに情景の中に、その心情を表すのがマン監督の作風。東映ヤクザ映画を彷彿させるものもあるのですが、観ている間そう感じさせないのは、おしゃれで洗練されているからなんですよね。

なんというか、マイケル・マンのシンパであるゆえ、個人的に思いが強いゆえに軽々と言及できないんです。そのうち、このブログで書こうと思っているのですが、いつになることやら。

そのマン監督が手掛ける待望の新作情報が飛び込んできました。……といっても、全10回の連続ドラマとかで、ややテンションダウン。アンセル・エルゴートと渡辺謙の主演で、日本の裏社会を描くそう。『Tokyo Vice』という仮題は、いくらなんでも変えるよね。肝心の放送はテレビではなく、ワーナーによるストリーミングサービス配信とのことで二度ビックリです。

まぁ、じっくり長尺で描くマン監督は、連続形式のドラマと意外に相性がいいかもしれませんが。映画でやってほしかったな。

最後に脱線しますが、もっともマーティン・スコセッシ監督も『沈黙-サイレンス-』(SILENCE、2016年アメリカ/イタリア/メキシコ)が興行的に振るわなかったのが原因で、スタジオが次作の難色を示している間に、ネットフリックスに企画をさらわれちゃった経緯があるようですから。

これほどの企画と出演者を得ながら、劇場で公開されないとは。こうやって新しいプラットフォームに変わっていき、「大スクリーンで映画を観る」という楽しみが過去の遺物となるのがコワイ。スタジオもビジネスなのは分かりますが、映画という文化を大切にし、未来に受け継いでいぐビジョンで施策を打ってほしいものです。

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hiroki「酒と共感の日々」

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Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性