週休3日で泣く人が出ませんように。

マイクロソフトが週休3日を試験導入したというニュースを目にしました。さまざまなコストや会議等に割かれる時間を削り、1日8時間の労働時間を休日に充当する。よその会社のことをとやかく言うつもりはありませんが、試みとしては良いと思います。

が、これはしかし、多くの企業で導入できるかといえば、一筋縄ではいかないでしょう。顧客や取引先が密接に絡んだり、その対応が必要だったりと、ハードルを下げるのはエネルギーを要します。

もう一点、こっそり隠れて仕事に勤しむ社員がいることです。今はコンプライアンスの厳格化が企業に広まりつつありますが、オフィスの強制消灯とかPCの持禁とかを講じても、サビ残する抜け道はいくらでもあります。中には、隠れず堂々と出勤する人もいることでしょう。

現場の実態なんか知るかという上層部もいますから(部下のことは見ていると主張するでしょうけど、そもそも目に入ってない)、「なにコソコソ仕事してんだよ」「休みを取れないヤツがおかしい」ってなことになる。リモートワークを推奨・導入する企業も昨今珍しくありませんから、かえって実態が見えにくい側面も生じます。

巷間で「人に任せられる人が有能」と言われますが、そりゃ誰だって任せたいでしょ。モンダイはマンパワーや納期など締切までのリミット等、リソースやバッファが足りないとき。そうなれば、誰かが引き取るしかない。結局1人、あるいは当事者チームが泣きを見る羽目になる。

週休3日は言うは易しですが、このような休日拡大、時短の風潮を広げるには、経営者はじめ組織で働く一人一人の意識改革が必要。さらに、自社内のみならず、幅広いステークホルダーの理解と協力が欠かせないのは言うまでもありません。

蟹工船とまでは言いませんが、社員なんぞこき使ってナンボという経営者はまだまだいますからね。ほんとは日本の大企業に取り組みを期待したいところですが、まぁ厳しいでしょうね。週休3日だけでなく、さまざまな働き方の提唱推進については、進取のスピリットある若い起業家やスタートアップに期待します。

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hiroki

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編集者 / ライター / ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート / SMWS会員 / 訪問したBAR国内外合わせて100軒超 / 会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年) / ひとり歩き / 健全な酒活 / ブログは原則毎日更新750記事超(2019年2月現在)/ ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性