一人でいることは苦痛なのか。

長年、大なり小なりの組織で働いてきた人間なので、それなりの協調性・調和性は自分の中に備わっているつもりです。「察する力」が鋭いのも自覚していて、もしそこに自分が関係者として加わっているとなると、相応の神経を使うことになります。

人間、決して一人で仕事はできません。各々の仕事をこなしつつ、同じ部署やチーム内のメンバーで協力し、互いを補う。その繰り返しで成果を出していく。

とはいえ。結局、仕事というものは孤独なんじゃないかなと。喩えで「野球の投手は孤独だ」とよく聞きます。自分が球を投げなければ試合が進まない。野手と異なり、土の盛り上がったマウンドに立つ投手は、たしかに陸の孤島でひたすらサバイブする人のようでもあります。

が、野球の投手に限らず、会社員であれフリーランサーであれ職人であれ、すべての仕事をする人も同じなんじゃないかなと。ボールを持ったまま投げないピッチャーが存在しないように、獲得した仕事、任された仕事を前に推進しようとしない人は(程度の差こそあれ)いないのでは。

で、かかわる人、たとえばチームのメンバーや顧客などと相談しながら、任された役割を果たしていくわけですが。自分の場合は、合意形成や意思疎通を大事にしているので、(悪意故意の有無に関係なく)摩擦を起こす人は苦手だし、自分本位の人にも閉口します。

そういう人を率いて、あるいはチーム内で対等にやろうとすると、ひじょうに疲れます。よしんば、そういう問題のある人がいなくても疲れてしまう。したがって、心の中で毒づきながら、なんとか調和を図ろうとするわけです。

つまり、結局一人なんです。孤独なんです。

ぼくに限った話でなく、多かれ少なかれ皆当てはまると思います。皆、立場で仕事をしている以上、仕方のないことなのですが。

で、その胸の内の孤独を紛らわせるべく、仕事が終わると、また一人になる。そのときは夜の街のBARで、静かに和やかに飲みます。オンとオフでは、孤独の質がもちろん異なりますが、なんという孤独の無限ループよ。

孤独は寿命を縮めるとよく言いますが、一人孤独になる時間は必要です。仕事の孤独から抜け出て、明日につなげるためにも。

この記事を書いた人

hiroki

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編集者 / ライター / ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート / SMWS会員 / 訪問したBAR国内外合わせて100軒超 / 会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年) / ひとり歩き / 健全な酒活 / ブログは原則毎日更新750記事超(2019年2月現在)/ ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性