経営者は自ら広告塔になったほうが良い。

ソフトバンクグループの創業者・孫正義さんの語録の一部を、現代ビジネスで面白く読みました。社長が前に出てくる会社って、好き嫌いはともかく、面白いなぁと思うんですよね。日本のお国柄、社会風土からすると、概して「出たがり」に対していい顔しない人もいましたが、それはもはや過去の話です。

孫さんや楽天の三木谷浩史さん、堀江貴文さんなど、メディアやSNSを賑わす社長は、自ら発信することに躊躇がありません(孫さんはTwitterの更新を止めていますが、メディアが放っとかない)。言うまでもなく、老舗企業よりも新興企業の経営者ほどこの傾向が強い。

反対に、老舗や名門といわれる大手企業の経営者ほど、表舞台に出てきません。見かける機会といえば、自社の株主総会とか、たまに日経や東洋経済、あるいは財界専門誌にインタビュー記事が載る程度です。たとえば大手商社全部の代表取締役の氏名を言える人はどれくらいいるでしょう? 株主、取引先などのステークホルダー、日経を熱心に読んでいるビジネスパーソンの一部くらいじゃないですか。

それは別にいいんです。ただ、社長自ら広告塔になれる会社は、結果的に強い。単純に自社の商品やサービスを、広告宣伝費をかけずして広められますが、それは一過性の話。社長が広告塔になると、自社のブランディングに繋がる。アップルのスティーブ・ジョブズさんを引くまでもありませんね。直接の購買動機にはならなくても、社長が出続けることで、そのサービスや商品が長きにわたって浸透していく。これが大事なんです。

ただ、必ずしも良い面だけではありません。ユニクロの柳井正さんは(自ら表に出る意識などないように思いますが)常なる話題になる人で、アパレルのユニーク化&廉価化で革命を起こしました。いっぽうで、労使をめぐる問題が週刊誌に取り沙汰されることもありました。Twitterで約335万フォロワー(2019年12月21現在)の堀江さんは、アンチも目立ちますが、そのネガティブ意見でさえ(ときに罵倒しつつも)受けこたえる余裕です。

もっとも、出すぎてしまって経営者としての仕事が疎かになるのは論外ですが、画期的だと思うサービスや商品を持つ中小の社長さんこそ、臆さずにオモテに出たほうが良いと思うのです。

この記事を書いた人

hiroki

hiroki

Webの中の人 / ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート / SMWS会員 / 訪問したBAR国内外合わせて200軒超 / 会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年) / ひとり歩き / 健全な酒活 / ブログは原則毎日更新1,000記事超(2020年1月現在)/ ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性