ベンリアック バーニーモス。煙さはアクセント。

ベンリアック バーニーモス

自宅飲みシングルモルト更新。ベンリアックの並行輸入品「バーニーモス」です。煙さは一瞬で、その後はシーフード(和食以外の)を供にしたらとても楽しい食卓になりそうなモルトです。成城石井 東京ドームラクーア店で4,389円(税抜3,990円)。

ベンリアック バーニーモス 48%

  • 香り…焚き火の煙さからベーコン入りのダッチベイビーに変化。コーヒーかす。後半は徐々にサンザシ、和梨のように。
  • 味…意外なライトボディ。ねっとりして甘いダシ汁が柱に。燻製プレート。酢漬けのケッパーとパイナップル、後半はトビウオ煮干し出汁。
  • 総評…入口の煙さが一瞬。煮干し汁を軸に時間をかけるほど、うっすらと、しかし多様な味と香りが楽しめる。

スコットランドのエルギンにある蒸留所に伺ったことがないのですが、ベンリアックは「煤けたシングルモルト」を送り出すイメージです。スペイサイドにはエレガントで落ち着いたモルトウイスキーを造る蒸留所が多いなか、個人的にベンリアックは骨っぽくて土くさい……野郎な気質の酒なのです。

でも、この「バーニーモス」はそのハードなネーミング(火の「burn」を想起させますが、蒸留所近くにある土地の名を指すのだそう。でもこのジャケ写!)とは裏腹に、香りと味わいはお花畑のイメージ。トンネル入口こそ強烈ですが、入ってしまうと意外に陽キャで、優しい味わいなのです。

公式サイトには大した情報は出ておらず、例によってヒントにならず。ノンエイジでかなり飲みやすいことから、熟成年数は若い(7~8年未満?)と想像します。英国のウイスキー通販サイト「MASTER of MALT」によると、フェノール値は35ppm。アイラファンにとっては、アクセント程度だねって感じでしょうか(嗅覚の鋭角ってなんぞや)。ゆえに臭いピートラバーも、端正なスペイサイドファンも、変化球のひとつとして選択肢に入れても面白いと思います。

個人的には自宅では安らぎたいので、これはやはり変化球のひとつ。ベンリアックは外飲みで体験したいです。

ベンリアック バーニーモスをテイスティング

この記事を書いた人

hiroki

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編集者 / ライター / ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート / SMWS会員 / 訪問したBAR国内外合わせて200軒超 / 会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年) / ひとり歩き / 健全な酒活 / ブログは原則毎日更新1,000記事超(2020年1月現在)/ ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性