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未婚が定番化する国で、少子化が進むのは当たり前。

厚生労働省発表の2023年「人口動態統計」で出生率が1.20となり、過去最低を更新したそうです。
東京が最も悪く、1を下回る0.99を記録って、そらそうだわな。
人口1417万人(2024年5月現在・推計)で仕事や働き口が集中する半面、物価も高く、生活がキツい人もざらにいる。

少子化といわれていますが、当たり前だよね。結婚しない人が増えているんだから。
国立社会保障・人口問題研究所は、2030年には男性の3人に1人、女性の4人に1人が生涯独身になるという予測を出しています。
残念ながらデータでも明らかです。

恋という甘美と、結婚という現実を混同するなかれ

飲みの席での定番ですが、未婚の人、とりわけ女性に結婚の現実を話そうとすると周りが咎めるパターンがありますね。
結婚にあこがれを抱く女性を幻滅させるな、と。
いやいや、結婚してからこそが現実の入口なのだと言わないほうが無責任ですな。
甘い恋を経て、それでもともに生きていこうとするご両人には、それなりの決意をしているはずです。

毎日同じ家で過ごしていれば互いの嫌な面がどうしても見えてくるし、もし生活が苦しくなれば人間性が表れてくる。
子育てで対立するかもしれない、子どもを望んでも子宝に恵まれず苦労するかもしれない。
やがてパートナーが暴力を振るいだすかもしれない。

結婚は婚姻届を出すだけでなく、式を挙げるなら「そういう困難をともに乗り切る」と神に誓うわけです。
神に誓わねばならないほどのことなんですよ、結婚とは。
最近は離婚がファッションのごとく当たり前になって、神への誓いも平気で破棄する人の目立つ世の中ですが。

結婚しないことがラクであると男女ともに気づいてしまった

やれ親権だ、やれDVだと、離婚に伴う負の側面が強調される風潮です。
でもそれ以前に、出会いと交際の面倒さに男女双方気づいてしまったのが、出生率低下の大元ですよ。
結婚している夫婦が子どもをうまない問題もあるけど、そもそも未婚率が増えれば子どもも増えないのは当然。

若いときはチヤホヤされて、多少条件を高くしてもオトコは選べた。
けれどもそれに固執していて、気がついたら時すでに遅し。
そこでいいオトコがいなかったと開き直れない女性は、マッチングアプリに行くしかない。

男のほうも、自分のスペックが気になって積極的に口説こうとしない。
口説いたら口説いたで駆け引きだ、ハラスメントだ、おごるおごらないだので消耗させられる。
恋とはそもそも「めんどくさいもの」ですが、そこまでのめり込むほどの出会いもないと半ばあきらめ顔。

こんなわけですから、そりゃ交際はおろか、その先の結婚まで見通せるはずがない。
娯楽も多く価値観が多様化したことが、男女間の距離を縮めるどころか、結果的に分断を生じさせることになったのは皮肉です。
実は未婚化・少子化は、経済的な問題だけでないことに、問題の根の深さがあります。

個人的にはこんな斜陽の国がどうなろうと、知ったことではない。
国力がどうとか悪あがきをしてみたところでたかが知れてますから。
ゆっくり、だけど確実に滅びへの道を歩む国。実にけっこうなことじゃないですか。

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hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

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