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宝塚トップスターの退団日変更が意味するもの。

新型コロナによる公演中止の影響で、宝塚歌劇雪組と月組トップスターの退団日延期が発表(2020年4月9日)されました。
雪組の望海風斗&真彩希帆は2020年10月11日付、月組の珠城りょう&美園さくらが2021年2月14日付の当初予定から繰り下がることになります。

トップスターの退団日が延期ということで、ひとまずファンはホッとしたことでしょう。この決定には、劇団全体、各組の公演スケジュールにかかわるメッセージも含まれていると考えます。
何を意味するのか。

現在、最も先の日程では、星組梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ公演『シラノ・ド・ベルジュラック』(2020年6月26日〜7月4日)が中止と発表されています。

トップスターの退団日変更は、予定通りの公演が絶望的となったことから、早々に劇団が決断し、発表したわけです。
ということは?
今、中止と発表されている公演が一転、スライドして公演されるのではないでしょうか。
公演中止→公演復活という公算が大きいと考えます。

望海さん、珠城さんの「退団日がいつか」が発表されるのは、それこそアフターコロナが見えたとき。
具体的には政府の緊急事態宣言が解除されてから、動き出すとみています。

それはすなわち、新トップスターの宝塚大劇場&東京宝塚劇場お披露目公演となる柚香光さんの花組、礼真琴さんの星組の仕切り直しでもあります。
つまりお披露目公演中に突如中止が発表された星組『眩耀の谷~舞い降りた新星~』『Ray -星の光線-』はもとより、まだステージにさえ立てていない花組『はいからさんが通る』も、リスケして公演する。
個人的にはそう推測します。

今後の流れとしては

政府の緊急事態宣言解除 → 劇団がスケジュールの再設定・再調整 → お稽古 → 公演

といった順序が想像できます。

緊急事態宣言解除、翌日から即公演、というわけにはいきません。
まずはスケジュールを引き直す。
並行して、大事をとって自宅待機となっているジェンヌを再招集し、稽古を再開。
しばらくぶりですから出演者もスタッフも舞台勘が鈍っているかもしれないし、本番に向けてボルテージを再度上げなくてはなりません。

公演中止の今、劇団は「収束後」を想定し、最短から最長(1〜2年後?)まで、各組のスケジュールを後ろ倒し。プランA・プランB・プランCと、切り直したスケジュールをシミュレーションしていることと思います。
ただ、劇団専属でない劇場で公演される特別公演、地方公演の中止撤回は難しい。会場を押さえてある他アーティストのライブやイベントの予定まで、さすがに順送りできませんから。

個人的な仮説をまとめると、こうなります。

・収束が見えた後、即座に公演中断から脱出=再開というわけにいかない。
・大劇場公演、東京宝塚公演は、中止が発表されているものも含め、リスケしてやる。
・ただし特別公演は会場キープの兼ね合いで難しい。

宝塚は自前の大箱劇場を持っているからできるわけで、単発のカンパニーや小劇場がマネしようとも、キツいことでしょう。
ましてやタレントさんは、映画やドラマその他先々のスケジュールが入ってますから、その期間外の拘束は難しい。

あとは劇場や俳優が横断的に調整し、中止にさせない努力(スケジュール見直しなど)をするしかない。
宝塚であれ、その他の劇団であれ、プロデュース公演であれ、前代未聞のチャレンジをどうするか。公演復活を目指すならぜひ応援したいと思います。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性