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ジョニーウォーカー グリーン、まるで散らかった部屋にいるみたい。

ジョニーウォーカー グリーンラベル

自宅飲みブレンデッドウイスキー更新。
今回はジョニ緑=ジョニーウォーカー グリーンラベルです。自宅からほど近いカクヤスで4,818円(税抜4,380円)。
原料はモルトのみですので、ブレンデッドというよりヴァッテッドモルトと呼ぶのが、個人的にはしっくりくるのですが、皆さんはどうですか?

ジョニーウォーカー グリーンラベル 15年 43%

  • 香り…最初はサルファリーで厚みがあるが、徐々に甘さが押し寄せる。鉄瓶、麦、木蓮、牛乳石鹸、バニラ。
  • 味…ミディアムボディ。甘さ優勢。ハーブ、コーヒークリーム。加水してバタースカッチが加わる。後口は塩辛い。
  • 総評…モルトのベスト盤的な中身ゆえ、良くも悪くも各々の個性が相殺され、散逸している。

スカイ島のタリスカー(アイランズ)、リンクウッド(スペイサイド)、クラガンモア(スペイサイド)、カリラ(アイラ)の4種をキーモルトにしたヴァッテッドです。
このうち、タリスカーとクラガンモアはディアジオ社が保有する「クラシックモルト」シリーズでもあり、なかなかに贅沢なスペック。
原酒も最低15年熟成で構成されてます。

先日の記事で、これからしばらくは「より美味しいウイスキーを体験したい」との旨を言っておきながら何ですが。
個人的にはこのジョニーウォーカーグリーンよりも、ジョニ黒それもダブルブラックのほうが好きですね。

グリーンはモルトそれぞれの個性が、あたかも剣先で突き合うフェンシングみたいで、なかなかクリティカルヒットしない。

もちろん悪くないのです。
が、おもちゃが散らかった部屋みたい。
ひとつひとつ整理整頓する玩具箱=モルト以外のグレーン素材は、大事なんだなぁと再認識させられた次第で。

ですから皮肉なことに、このジョニ緑のおかげで、ズバッと決まるジョニ黒のことが脳裏をかすめました。

余談ながら、2017年にスコットランドに行ったとき、ロンドンのヒースロー空港でプロモーションしていたジョニーウォーカーの「アイランドグリーン」試飲させてもらう機会がありました。

これがめっちゃ美味しくて、迷った末に帰りの機内で自分用のおみやげに購入した思い出があります。
あのときの記憶が未だにあるのですが、今回のグリーンで感動再び、とは行かず。

旅先での体験だから高揚してたこともあるのでしょうけど。その間引けない体験と比べるのはフェアじゃないよなー。

ジョニーウォーカー グリーンラベルをテイスティング

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性