コロナ禍中のスポーツ紙に思うこと。

仕事の合間の休憩時間や、ブログのネタの足しにyahoo!ニュースを読むことがあります。
で、気づくのが、最近の芸能ニュースの薄さ。
特にスポーツ紙(ウェブ版)のネタ不足が顕著。
有名人がメディアで言っていることを、無理やりサマっただけという記事が目立ちます。

少し前までは当たり前だったゴシップが、今はゴシップがあるだけで儲けもの。
そのゴシップネタですら、週刊誌や写真誌の後追いだったり、なぞってるだけだったりします。

このウイルス騒ぎのせいで、もはや張り込みや直撃取材はおろか、会見が開かれる機会も激減。
だからスポーツ紙が取材要らずで、著名人のSNSをなぞるコタツ記事を量産するのは、仕方ないとは思います。

けれども、それも程度問題というやつで。
門外漢から言わせてもらえば、こういう状態が続くのであれば、ページを減らすなどして対応するほうが、よほど合理的ではないでしょうか。
プロ野球やJリーグは開催自体が危ぶまれ、映画・演劇・ドラマは公開・公演・放送延期になり、ロケやスタジオ収録にも支障が出ている今。
それら(の出演者)の動向をネタにする芸能マスコミも、今後が問われています。

SNSの普及で、有名だろうと無名だろうと、正義の味方だろうとテロリストだろうと、誰もが自分のSNSアカウントで容易に発信できる時代。
わざわざマスコミを使わなくてもファンを増やすことはできます。

以前ならマスコミへのリークということがありましたが、SNSの普及によって、情報提供者がそんな面倒なことをする必要がなくなりました。
テロリストは取材に来たジャーナリストを利用するよりも、殺害したほうが手っ取り早く自分たちの主張にインパクトを持たせられ、アピールできる。

……話がずれましたが、SNSや週刊誌との狭間で、スポーツ紙はたいへん苦しいと察します。
ネット媒体への情報提供がどれくらい収益になっているか知りませんが、著名人のツイートや競合メディアの後追いでしのぐ状態は、厳しいのではないでしょうか。

そんなことを繰り返せば、読者は離れ、部数は減り、反応が得られない広告スポンサーも去っていく。
刷れば刷るほど赤字になり、コストカットのため減ページが定着。
そうなってから慌ててテコ入れしよったって、時すでに遅し、なのです。

でも、諦めず少しでも良くしようというのであれば、今は好機。
下記のような転換を図る過渡期ではないでしょうか。

・紙重視からの脱却 → 有料電子版の充実
・減ページ → よりターゲットを狭めた大胆な紙面改革(たとえばシニア層に特化)
・コタツ記事量産 → 連載など独自コンテンツの打ち出し

一般紙と違い、スポーツ紙はまだこれらを変える土壌が残されています(土壌を変える余力がないと言われるとそれまでですが)。

扇情的で気分が躍るスポーツ紙は、軟派な情報の宝庫でもありました。
楽しませてもらったので、もう少し踏ん張ってほしいなと思うのです。

この記事を書いた人

hiroki

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編集者 / ライター / ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート / SMWS会員 / 訪問したBAR国内外合わせて200軒超 / 会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年) / ひとり歩き / 健全な酒活 / ブログは原則毎日更新1,000記事超(2020年1月現在)/ ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性