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連載が面白いメディアは強い。

久しぶりに、週刊誌を読んでいます。
Web版ではなく、ちゃんと紙のほうね。

週刊誌といえば、自分が学生時代からイエロージャーナリズムとか、半分でたらめとか、褒められたためしがなかったんですよね。
でも、ぼくは今も大好きです。

下世話で、興味本位で、過剰で。
表立って言いづらいひそひそ話、すまし顔してるけど覗きたい人の裏面を明かすのが週刊誌ですがな。
人間の「しょうもない」側面を週刊誌が晒すのは、人々がそれに喰いつくからですよ。
タレントや女子アナを追っかける週刊誌の配信記事を読んでるくせに、ヤフコメに「サイテー」とか書き込んでる連中見ればわかりますよね。

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不倫がかくも騒がれるわけ。

週刊文春も週刊新潮も、女性誌も、なんだかんだで生き残っているのは、人間の本能は今も昔も変わらないからでもあるんですよね。

出版社がギリギリの経営状況の中でも出し続けるのは、社会が大騒ぎになるような大スクープを出せば、

  • 媒体が広告の受け皿として機能する
  • 一時的にでも売れれば、薄利になる
  • 自社の抜群の宣伝になり、社会的認知度が高まる

といった利点が出ます。

五輪中止や自粛ムードでスポーツ紙が残念なニュースしか出していないいっぽうで、独自企画で気を吐く週刊誌はやはり目が離せません。

もうひとつ、週刊誌が強いのは、連載です。
たとえば週刊文春の連載陣の一部を挙げるだけでも林真理子さん、小林信彦さん、池上彰さん、宮藤官九郎さん、みうらじゅんさん、柳家喬太郎さん、桑田佳祐さんといった各界の著名どころがずらり。
同誌の阿川佐和子さんの対談などは、名物コンテンツ化するほど人気ですよね。

何が言いたいかというと、これからメディアを立ち上げようとする人は、「面白い人に何かを書かせる、やらせる」のも大事だと思います。

  • インタビューではなくて、当人に「書いて・描いて・やって」もらう
  • それも1回きりでなくて、連載=シリーズ化し、いくつも並べる
  • 更新ペースはラフでいいけど、たとえば週1回とするなら、必ず週1回更新する

すぐには結果が出ないのがもどかしいですが、コンテンツが定着すると、ユーザーも定着します。
巷にはまだまだたくさん面白い人がいますから、メディアの担い手さんは、そういう人を見つけてきて、楽しませる連載を見せてくださいね。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性