「父と母」という言い方は死語になるのか。

自分の親の話を人さまにするとき、あなたは何て親のことを言い表しますか?
最近、まるで内輪で、家族や親戚にでも接するように「お父さん」「お母さん」と呼ぶ人の多いんですよね。
これ、かなりの違和感があります。

「おとうさん」「おかあさん」で説明するのが、なんでダメなの、って?
いやいや、ダメじゃないし、間違えでもないですよ。

ただね、なんというか、幼く見えるのですよ。
いつまでランドセル背負ってるつもり?ってね。

この場合、ぼく個人は「父」「母」または「父親」「母親」と言います。
「父がお世話になっております」とか「母は今は猫の世話に夢中でして」とか、こんな感じに。

が、この「父・母」という言い方はここ数年、めっきり聞かれなくなりました。
そう、古くて、硬くて、かしこまっている……のですよね。

「おとうさん」「おかあさん」と、ひらがなにすれば、あら不思議。
堅苦しくなく、よそよそしくなく、フランクに表すことが等身大で好感が持てて……って、持てねーよ。

学生さんや就活中の世代が使うなら、まだ分かるんですよ。
「これからだね」と微笑ましく見守ることができます。

問題は、最近いいトシこいたおっさん・おばさんまで使っていること。
「ウチのおとうさんは元気ですよ」「おかあさんが口うるさくて」みたいな。
文脈に注意しないと、義理の父母について話しているのかなと勘違いしそうになります。

いや、もっとも、これは自分の周りだけの話。
だから、これが使い方として多数派では、きっとないですよね?
ないと思いたい、ないと思わせてくれ。

じゃあ、自分を表す一人称の「俺(おれ)」や「アタシ」はどうなんだ、とか。
「手前」は「私」のへりくだった表現なのに、今は「てめえ」と相手を罵倒する言い方じゃないか、とか。
それを言い出したらキリがないので、突っ込みたい人は鈴木孝夫先生の本でも読んでください。

アンチエイジングなんて言葉が浸透して久しいですが。
いい大人が見た目の若さを競うことから始まり、言動や話し方まで若い子に寄せてって、結果締まりのない日本語が横行するんじゃないですかね。

この記事を書いた人

hiroki

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Webの中の人 / ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート / SMWS会員 / 訪問したBAR国内外合わせて200軒超 / 会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年) / ひとり歩き / 健全な酒活 / ブログは原則毎日更新1,000記事超(2020年1月現在)/ ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性