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美術・本
『女王陛下のユリシーズ号』:命知らずで不撓不屈の男たち(ネタバレあり)。
これほど読み進めるのが苦しい小説はめったにお目にかかれない。 1942〜1943年の独ソ戦争を背景に […] -
美術・本
芥川龍之介は「1を10にする」小説家でもあった。
田端文士村記念館の開館30周年記念展『古典的作品の再現者 芥川龍之介「宇治拾遺物語」から「千夜一夜物 […] -
美術・本
2024年の藝大の卒展、キラリと光る才能を見つける楽しみ。
週末のジョギングがてら藝大の卒展に寄り道。 卒展=東京藝術大学 卒業・修了作品展は今回で72回目です […] -
美術・本
『マクベス』:風格と没入が両立する古典の傑作。
少し前に『声に出して読みたい日本語』なんて本が流行りましたが、新作であれ古典であれ、そして海外文学で […] -
美術・本
トーハクの辰年の縁起物に、気持ちも揚がる。
東京国立博物館で毎年正月に開かれている『博物館に初もうで』。今年のテーマは「謹賀辰年―年の初めの龍づ […] -
美術・本
久坂葉子『幾度目かの最期』:ある天才作家がさらけ出した、鉛色の心模様。
表題作を書き上げたその日=1952年12月31日に阪急電車に身を投げた久坂葉子(1931〜1952) […] -
美術・本
『日本エッセイ小史 人はなぜエッセイを書くのか』:知って愉しいエッセイ余話。
酒井順子著『日本エッセイ小史 人はなぜエッセイを書くのか』(講談社)を読了。 アイキャッチ画像のオビ […] -
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『新洋酒天国』:酒を切り口にした歴史書でありながら旅に同伴しているような臨場感。
佐治敬三著『新洋酒天国 世界の酒の旅』(文春文庫、1986年4月25日第1刷)を読了。 サントリー第 […] -
美術・本
『横尾忠則 寒山拾得』展、奇想と圧倒的な筆致の102点に呑み込まれる。
東京国立博物館・表慶館で開催されている『横尾忠則 寒山拾得』展(2023年9月12日~12月3日)、 […] -
美術・本
『フラニーとズーイ』、自分の進むべき道と深い他者理解を描いた青春小説。
『ライ麦畑でつかまえて』と双璧ともいわれる青春小説『フラニーとズーイ』(Franny and Zoo […] -
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ヤマザキマザック美術館で『杉浦非水の世界』を堪能。
名古屋のヤマザキマザック美術館で開催されている『レトロ・モダン・おしゃれ 杉浦非水の世界』展(202 […] -
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松坂屋美術館『コレクター福富太郎の眼』展、確固たる審美眼。
名古屋・松坂屋美術館で開かれている『コレクター福富太郎の眼 昭和のキャバレー王が愛した絵画』展を観に […]
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