6月1日から週に2〜3回ですが、BAR飲み歩きを再開しています。
いつも伺っているお店を順繰りに。
無事を確かめつつ、マスターの顔を見に行く、という感じです。
約2週間、新宿、銀座、神田、神楽坂、上野などのエリアを何度か歩いてみたのですが。
居酒屋であれ、BARであれ、夜の街は人の足がまだ戻ってない……という実感です。
緊急事態宣言の解除が5月25日。
解除を受け、翌日からどこも即再開とは行きません。
その週は、多くの店が営業再開への準備に動いてましたから。
だから多くの店が再開を宣言した6月1日の週は、どこに行っても混雑するかなと思いきや。
蓋を開けてみると、そうでもありません。
飲み手、つまり客のほうの動きが鈍い。
まだリハビリモードというか、エンジンがかかっていないようです。
今はタチの悪い自粛警察の声も喧しいし、そもそも家族や周囲の手前もある。
いきなり繰り出すわけにはいかないのでしょうね。
また、都の休業要請の「ステップ3」を待って営業を再開しているBARも少なからずあって、その律儀さが堪らなくなります。
もう少し、あと1か月くらいは「どっこい生き延びてるぜ」という近況報告が続きそうです。
それにしても。
今回の騒動までは「夜の街」というのは、なんともワクワクする語感、言葉の響きがあったのですが。
クラスタ発生に伴い、「夜の街」は諸悪の根源みたいに言われてます。
検査のやり方が問題なのであって、わざとミスリードさせる報道の悪意を感じます。
ひどいもんです。
BARのニューノーマルなんて考えたくもない。
変化は大事です。
けれども、変わってしまったら良さが失われるものもあるのです。
日常のありがたみを思いつつ、非日常の酒場を楽しみ、かみしめて飲みます。