「酒育の会」ウイスキーテイスティング基礎講座、第1回参加メモ。

今年から『酒育の会』という愛飲家団体の有料会員になっています。その酒育の会が主催する「ウイスキーテイスティング基礎講座2018」の第1回の模様を以下にメモ書きします(2018年2月3日開催、今さらですが……)。

酒育の会代表は谷嶋元宏さん。東京・神楽坂にあるBAR「Fingal」のオーナーです。この講座の講師は谷嶋さんと、ウイスキーアドバイザーの吉村宗之さんが務めています。

谷嶋さんとともに参加者がテイスティングを実践しながら、谷嶋さんが丁寧にそれぞれの銘柄について解説してくれます。内容はビギナー向けというよりも、ややレベルが高い印象です。ある程度の知識があったほうが、より楽しめるかも。それでも語り口の滑らかな谷嶋さんの解説で、難しい話もストンと腹落ちしました。

谷嶋さんのテイスティング論は、勇気づけられるもので

・テイスティングは主観であり、実践してこそ上達する。

・感想を共有しよう。自分の主観をアウトプットし客観性を持たせるのが肝心(ただ、実際はテイスティングする人がめいめい勝手にやっているのが現実)。

・テイスターによって、拾いやすい香りや味などは得手不得手があるもの。谷嶋さん自身は果物系が拾いづらく、一方で樽由来の香りと味に強いそう。だからテイスティングする自分のカラー、個性が出れば良い。

・本講座では参加者が発表することが前提。感じたことを口に出す。そして他の人の発表を聞く。自分では感じなかった香りや味も、「言われてみればそうだな」というものがある。

・テイスティングに正解はない。いかに客観性をもたせられるか。人に伝えることを考える。著名な評論家のジム・マーレイさん、土屋守さん、吉村さんそれぞれやり方がある。

・テイスティングに際しては、専用の用紙を用意。「外観」「香り」「味わい(フレーバー)」「アルコール度数」「熟成年数」「種別・地域」「銘柄」「特徴」を記入し、それぞれ評価する。

といった話が展開されました。

なお、加水はしないのが谷嶋さん流。「後戻りができなくなるから」という理由に激しく同意です。このセミナー以降、テイスティングの際に加水するのをやめました。

今回の参加者は14人でした。が、ほんとは5〜6人くらいでやれるのが理想だそう。参加者が多いほどコメントする時間が少なくなってしまうし。

もっとも、谷嶋さんほどの人でも「テイスティングは苦痛」と言っていたのは意外でした。思ったことをストレートにアウトプットする初心者のほうが、案外楽しくできるのだとか。テイスティングを繰り返すプロは集中力の持続が必要だし、何種類も行ううち語彙がなくなってくるという理由にもうなずけました。

「五大ウイスキーの特徴・相違点を理解する」テイスティングセミナー

この日の第1回のテーマは「五大ウイスキーの特徴・相違点を理解する」とのことで、それぞれの代表的な銘柄をブラインドテイスティングしていきました。

  • グレンモーレンジ オリジナル10年(スコッチ)
  • レッドブレスト12年(アイリッシュ
  • クラウンローヤル(カナディアン)
  • ウッドフォードリザーブ ダブルオーク(バーボン、アメリカン)
  • 余市 ピーティ&ソルティ(日本)

参加費は6,000円です。レッドブレストや余市(しかも蒸留所限定)といった、ちょっとお高いウイスキーが飲めたのはラッキーなような、もったいないような。

この基礎講座(月1回ペースで12月まで、全10回)、初回以降日程が合わず残念ながら参加できていません。が、先日有料会員向けのバーチャルセミナーで使用するサンプルボトルが送られてきました。この日時関係なくネットで受講できるセミナーは体験できそうです。受講後に記事アップしますね。

酒育の会 神楽坂ラウンジ

この記事を書いた人

hiroki

hiroki

編集者 / ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート / 訪問したBAR国内外合わせて100店超 / 会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(現在は休止中) / ひとり歩き / 酔っぱらわない酒活実践者 / ブログは原則毎日更新600記事超(2018年10月現在)/ ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性