CSタカラヅカ・スカイステージの特別番組『音楽の宝箱スペシャル~珠玉の歌声をあなたに~』、ご覧になりました?
宝塚歌劇雪組の望海風斗&星組の礼真琴という、歌うまトップスターのデュエットが実現してしまいましたね。
こんにちは、hirokiです。
今日は現役タカラジェンヌ随一の歌唱力を誇る、ふたりの夢の共演について触れてみます。
結論から申しますと。
「夢の城」が、最高に素晴らしかった
ということです。
これに尽きると言っても過言ではまりません。
この曲は『タカラヅカ・ドリーム・キングダム』(’04年・雪組)で使用された楽曲です。
望海風斗&礼真琴のデュエットは、ハーモニーありユニゾンありで、そりゃもう双方ガチ。
響かせる望海、パワーの礼といった様相で。
先輩と後輩の垣根を超えて、互いが気遣い、リスペクトし、いい意味で距離を保っているのが伝わってきました。
今は映画でも演劇でも、大した顔合わせでないのに「豪華共演」なんてキャッチコピーが乱用されてますが。
この2人は、堂々とそう言って良いのでは。
『タカラヅカ・ドリーム・キングダム』、素晴らしいですよね。
個人的には宝塚歴代五指に入るショーであり、その中でもベストだと思っています。
オリジナルでは貴城けい、轟悠、未来優希がこの曲のパートを歌っていました。
当時の雪組はタレント揃いというか、役者が揃っていたので、こんな分厚いショーができたわけです。
特に「夢の城」のパートは、横尾忠則の装置といい、衣装といい、耽美な世界観が凝縮されていました。
今回、この2人が歌うとは、本当にまさか。
予想もしていなかったので、とんでもないサプライズでした。
ここまでやってくれてありがたいのですが、この際、図々しく言わせてもらいますと——。
『タカラヅカ・ドリーム・キングダム』、再演しません?
って、この場で関係者にリクエストしちゃいますよ、こんなものを見せられちゃったのだから。
望海さんが轟さんの役を、礼さんが朝海ひかるさんの役をやればいいんです。
イメージ、ぴったりじゃないですか。
あなたはどう思います?
え、望海さんは退団が決まってるって?
ですから、退団後に東宝がスペシャル企画として興行してくれればいいんですよ。
疫病のせいで、前例のないことに取り組んでいる世の中ですから、宝塚だって前例を打破してくれたっていいでしょ。
「夢組」なんて話もあるんだし。
いやぁ、宝塚歌劇をネタにするのは久しぶりでした。
こうしたトップスター同士の共演は、毎年末1回限りの「タカラヅカスペシャル」のみでしたよね。
流行り病のせいでスケジュールがガラ空きになったことから実現したのが、なんとも皮肉ですが。
この2人をはじめ、柚香光、珠城りょう、真風涼帆も、前例のない公演中止を食らったトップスターとして、ファンの記憶に留められることでしょう。
ようやく公演再開が決まりましたけど、満席というわけに行かないし、時間は待ってくれないのが儚く、悲しい。
早くライブで観たいですよね。
セトリは下記のTCA特設サイトに。
ラストの「ひとかけらの勇気」も素晴らしいの一言ですね。
※文中敬称略