たびたび買い物に利用させてもらっている近所のスーパーに、ひとり素晴らしい店員さんがいらっしゃるんです。
こんにちは、hirokiです。
書こう書こうと思って忘れてて、今思い出しました。
今日は、その店員さんの話を少しだけさせてください。
約10年ぶりに自炊をゆるく復活させ、その地元のスーパーで頻繁に買い物するようになったのです。
よくレジで遭遇するその店員さん(女性)は、自分より少し年上かな。
動作に無駄がなく、キビキビ・テキパキして、見ていて気持ちのいい人なのですよ。
びっくり仰天のエピソードがあったのは、今年2月末のこと。
いつものように必要な食材を購入してレジへ買い物カゴを持っていくと……。
その店員さんが不意にレジ打ちしている手を止め、
「パプリカ、安い日じゃなくてごめんなさい。今日は通常のお値段なんですけど、大丈夫ですか?」
と。
そう、そのスーパーのパプリカのお値段は1個298円。
うん、たしかに安くないですが、どうしてもパプリカを使って作りたい料理があったので、割引に関係なくカゴに放り込んでいたのです。
ほんとは赤だけでなく黄パプリカも買いたかったけど、さすがに断念しました。
あまりに突然で意外な声かけに、ぼくは
「え?あ、はいはい、大丈夫ですよ。お気遣いありがとうございます」
とニコニコと答えるのが精いっぱい。
なんて気がつく方でしょう!もぉ本当にびっくり、うれしい驚きでした。
いやはや、よほどぼくが貧乏に見えたのか、あるいは値段を考えない買い物下手のおっさんに見えたのか。
今となってはわかりませんが、強烈な出来事として印象に残ってます。
以来、その人がレジ打ちしている列で会計待ちするようになったのです。
その店員さんがすごいのは、まだあります。
この出来事より前の話ですが、会計のレジ待ちで自分が次というとき。
手が空いたその店員さんが、レジカウンターに置いたぼくのカゴを見て
「こちらでお会計しますねー」
と1列隣りの自分のレジにカゴを持ってってしまったんです。
「やや、そんなに急いでないからいいですよ」と遠慮する間もない出来事。
このフットワークがまた自然でね。
「気を利かせている感じ」が全くなく、嫌味じゃない。
それどころか、板についているんですよ。
他にも一品一品の値段を明確に言葉にして、割引の品であれば「何パーセント割引で、◯円です」と言う。
レジ袋が足りなそうなら、「もう1袋つけましょうか?」と声を掛ける、などなど。
言動、所作振る舞い、コミュニケーションといった一連の動作がここまで「さりげなく、気遣いに溢れている」人、そうそう見かけるもんじゃありません。
良いですか、押しつけがましいのではなく、さりげないのです。
アンケートがあるのなら、ぜひひとこと、お礼のメッセージを記入したい。
こういう店員さんを大事にしてくださいね、A札堂さん。