エイコーンのグレンキース15年、若さと甘さの分岐点。

エイコーン ナチュラル・モルト・セレクション グレンキース15年

1999年に休止(モスボール)し、修復工事を経て2013年に再開したグレンキース蒸留所。
現在はペルノリカールの所有で、ストラスアイラの第2蒸留所として機能。
シーバスリーガル、パスポート、100パイパーなどのブレンデッドウイスキーの原酒として知られています。
オフィシャルリリースされたシングルモルトは10年のみ。
現在はボトラーズのボトルでしか見かけません。

こんにちは、hirokiです。
日本のボトラー、エイコーンが手がけたグレンキースについて今日は少し。

エイコーン ナチュラル・モルト・セレクション グレンキース15y 56.2%

  • 香り…麦わら、若干の発酵臭、その後にかじった麦芽、洋梨、パンナコッタ。
  • 味…ライトボディで甘さ全面。チョコレート、シナモン、クリームたっぷりのブルーベリーデニッシュ。
  • 総評…入口で若さを感じるも、その後はふくよかな甘みが長く楽しめる。就寝前の1杯。

89点

@T.O

エイコーン ナチュラル・モルト・セレクション グレンキース15年をテイスティング

15年なのに、なぜか若く感じます。
麦わらや瞬間的にチーズっぽさが襲ってきたのですが、それは最初だけ(残念、ぼくはこれが好き)。
甘く優しいモルトラバーさんなら、あとはすてきな時間が楽しめることでしょう。
15年という熟成年数は一度取っ払ってみたいくらいですが、「程のよい」数字なのかもしれません。

残念ながら現在このボトルのグレンキースは販売されていませんが、現在も他のボトラーで出ていますので、興味ある方は検索してみてください。
どんぐりのボトルといえば、個人的にはグレングラントなんですよね。
ほんと素晴らしかった、また飲みたい。

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