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VAT69、まさかの朝食向けスコッチ!?

めちゃんこ飲みやすい、ソフトなブレンデッドスコッチです。
原酒のシングルモルト、ロイヤルロッホナガーよりも個人的にはこちらが好み。

VAT69 40%

  • 香り…醤油麹からスタート。転じて蜂蜜がけのバタートースト、オーク。
  • 味…甘やかでマイルド。ジンジャーミルク、麦チョコ、ウスターソース。最後は生姜糖。少量の加水で牛乳と砂糖がけのコーンフレークに。
  • 総評…ひたすらミルキーだが、嫌な甘さではない。ストレートで十分飲みやすく、ロックにするとミルクプリンに変身。朝食向けスコッチ!?

87点

VAT69をテイスティング40%

製造はディアジオ傘下のウィリアム・サンダーソン&ソン社。
19世紀、エジンバラの北にあるリースでリキュールやウイスキーを造っていたサンダーソンさんは究極のブレンデッドを世に送り出そうと勝負。
100種類の樽の中から、テイスターの最高評価を受けた69番目の樽を商品化したことが名称の由来になっています。
VATは樽(butt=容量約500リットル)から来ているのでしょうか。

キーモルトにロイヤルロッホナガーが使われているのは、サンダーソンさんが友人のロッホナガー創業者ジョン・ベッグさんを通じてモルト原酒を調達した縁の深さもあるでしょう。

ロッホナガーはじめ、ディアジオ系列の原酒が少しずつ混ざったブレンデッドですが、とにかく安い。
自宅飲み用ブレンデッドスコッチとして、お値段1,046円(税抜)で購入。
ジョニ赤やバランタインファイネストと比べても遜色ないどころか、これはブレンデッドの第一選択としても大いにアリです。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性