上野・鈴本演芸場の2020年(令和2年)10月上席夜の部のトリは三遊亭白鳥さん。
その七日目(10月7日)を観てきました。
こんにちは、hirokiです。
今日は白鳥さんがこの日、寄席初披露した渾身の新作のひとつ「落語の仮面」シリーズの新作について少し。
7日目にかけたのは『落語の仮面 コロナ外伝』。
『落語の仮面』美内すずえ先生の少女漫画の名作『ガラスの仮面』を下敷きにした新作落語で、伝説の女流落語名人・三遊亭月影に弟子入りした三遊亭花の落語家としての成長(?)を描くもの。・
この「コロナ外伝」は、コロナ禍の病院が舞台の一つ。
居酒屋で食べた金目鯛の骨が喉の奥に刺さって救急に運ばれたという、自身のコロナ禍での苦い経験をヒロインの花ちゃんに置き換えて創作。
古典落語で今はあまり演じる人がいない『茄子娘』を、まさかのオチに展開する白鳥さん。
ほんと、この人こそ「鬼才」という言葉が当てはまる人はいませんね。
白鳥さんが自身のサイトでネタ出しした10日間のうちの1日、仕事終わりで鈴本に飛び込んだ価値はありました。
千早ふる 柳家甚五楼
奇術 ダーク広和
落語の仮面 コロナ外伝 三遊亭白鳥