東京・下谷神社会館で開かれた第4回東京よかちょろ落語会『二ツ目回顧録 古今亭菊之丞』、意外な話も聞けて楽しかったです。開催された下谷神社は、寄席発祥の地。1798年(寛政10年)に初めて寄席が行われた場所なんだそうな。
子ほめ ひろ馬
船徳 菊之丞
トーク
仲入り
居残り佐平次 菊之丞
落語に加えてのトーク、詳細はここでは明かしませんが、前座時代や二つ目時代が辛かったという話にはならない(良しとしない)のは、菊之丞さんらしいな、と。
印象に残ったトークのひとつが、菊之丞さんの真打昇進のいきさつ。スター落語家には、そういったエピソードの一つや二つ、あるものなんだなぁ。若い時分から、本人にはわからない「光るもの」が周りには見えていたのでしょうね。
それにしても菊之丞さんは、廓話とか芝居噺とかが似合うし、生き生きしています。「居残り」の出だし「遊びのお噂」を聴いて、なんだかうれしくなっちゃった。あとね、志ん朝さんって人は、落語界における大谷翔平みたいだよな。かかわった噺家=つまり協会の噺家は全員好きでしょ。立川流の某を除いて、悪口を聴いたことがないもんね。
当初は伺うつもりがなかったのですが、Twitterで当日告知をされていて、おまけに自宅から行きやすいので馳せ参じた次第。最近笑い不足を自覚してるからなぁ、LIVEの落語は習慣にしたいくらいだわ。
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