ウィスク・イーのモルトウイスキーシリーズ「ウイスキーギャラリー」のうちのひとつ、「シークレット・スペイサイド1995」をいただきました。
こんにちは、hirokiです。
今日はこの秘密のスペイサイドモルトについて少し。
シークレット・スペイサイド1995 22y 55%
- 香り…上品で心地よい甘い香り。カスタードクリーム、プルーン、マスカット、ミルクチョコレート。
- 味…果肉とケーキ満載、それでいてベタッとしていない。アプリコットやブルーベリーのデニッシュ、ブラウニー、後半に生姜。
- 総評…スペイサイドのお手本のような、ふくよか長熟モルト。スルスルと水のように飲める。
90点
@Moon Shine
「シークレット・スペイサイド」と秘密っぽくしてますが、グレンロセスです。
ラベル下部をよく見るとBerry Bros.&Rudd Ltd.(BBR)と記されていますので、分かる人には分かるんでしょうね。
22年熟成で樽はシェリーホグスヘッド、シングルカスクのカスクストレングスです。
1995のシェリーということは、80年代に樽詰めされたリアルシェリーでしょうか。
長い熟成年と、樽の良い部分の溶出(2ndフィル以降の樽と推測)が相まって、こうなった気がします。
グレンロセスの良き90年代リリースというやつ、なんでしょうね。
カスクストレングス(樽出し)は個人的にもちろん好きなのですが、最近「通常の加水ボトリングでも全然OK」と思うようになりました。
理由は単純、飲み疲れが激しいから。
ですが、この22年ものはカスクストレングスでありながら重すぎず、スムースでありながら軽くなく。
しっかりとしたボディと甘み、奥深さ=飲んだ感を味わえます。
うまく行けば20年以上の長熟って、たとえカスクストレングスでも「水」のように変化するんじゃないのかなぁ。
「ウイスキーギャラリー」シリーズは、ウィスク・イーさんのサイトを見ると「秀逸なモルトウイスキーを1枚の絵画に準えてリリースする」とあります。
ちなみにこの「シークレット・スペイサイド」のラベルに描かれているのは、シェイクスピアの『真夏の夜の夢』でおなじみ、
「The Quarrel of Oberon and Titania/オーベロンとタイターニアの喧嘩」
で、画家はジョゼフ・ノエル・ペイトンです。