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岩場でプリンな、ウイスキーフープのタリスカー21年。

大阪キタのBARで、座ったカウンターの目の前に鎮座していたタリスカー21年のボトルに目を奪われ、衝動的にいただきました。

こんにちは、hirokiです。
そのタリスカーはウイスキーフープ(THE WHISKY HOOP)のチョイスによるボトルです。
まさに一期一会になるであろうタリスカーについて今日は少し。

タリスカー21y 1998 Cask of Distinction for BAR MAIN MALT and Sone Bussan’s 70th Anniversary 54.9%

  • 香り…瞬間カスタードプリン、その直後に潮風。花崗岩、ナッツ。
  • 味…樽から出立てのオーク、きれいなスモークベーコン、はっきりと後口にコショウ。

93点

@Heather Honey

ウイスキーフープのタリスカー21年をテイスティング

曽根物産が創立70周年を祝して、神戸のモルトバー「メインモルト」さんとコラボしたボトルとのこと。
ボトルの下部には曽根物産の代表取締役にして、ウイスキーフープチェアマンの坂本憲一郎さんの名前が刻されています。

Cask of Distinction(=カスク・オブ・ディスティンクション)とは、ディアジオによるシングルカスク販売プログラムで、同社と特別な関係筋でしか入手できないとか。
これぞという樽を相応の額で売るという、文字通り、ペルソナを絞り込んだ額ブル(?)なマーケティングです。

まぁ、酔った頭でそんな野暮なことは考えもせずいただきましたが……そりゃもう美味しいですよ、ええ。

正直言って、
荒波の岩場でプリン食ってる(恥)
って感じです。
なんじゃそら。

少し気取って言えば「洗練されたタリスカー25年」といったところか。
スペイサイドモルトのような端正さと、ちょっぴり猛々しさもあって、これがタリスカーとは”後付け”でわかる。

そう、後付けなんです。
ブラインドで出されたら、かなり迷った末に結局ファイナルアンサーで誤る自信満々です。

いやぁ、こういうボトルの存在と飲み手には、嫉妬を越えて嘆息しかありませんね。
束の間のすてきな体験でした。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性