四国を訪ねるのは、10年ぶりくらいかと思います。
で、香川に墓参した際、お約束のうどん店巡りをしました。
今回伺ったのは次の店です(移動手段はすべて車、「山内うどん」以外すべて初訪問)。
純手打うどん よしや
季節限定メニューの「イリコかけ豚(小)」(500円)を注文。
讃岐もち豚100%、自家製いりこオイル使用の肉うどんはあっさり味で、旅のスターターにはうってつけでした。
うどんを受け取る際、テーブルコショウを渡されたのが面白く、実際にかけてみたら案外合うので驚きました。
機械を使わない手打ちうどんで人気だそうで、ぼくが伺った正午少し前には駐車場に交通整理の警備員さんがいたほど。
〒763-0084 香川県丸亀市飯野町東二343-1
長田 in 香の香
「釜あげ(小)」(300円)を注文。
具が一切なし、テーブル備え付けのネギと生姜をつけ汁に入れていただきます。
麺はかなり柔らかく、あっという間に喉をすり抜けていきます。
麺という素材1本で勝負している潔さ。
ここは蕎麦猪口やお茶はセルフサービスですが、うどん&うどんつゆの入ったデカい徳利は店員さんが持ってきてくれます。
客はレジで注文後に番号札を受け取り、めいめい空いているテーブル席に座って待つスタイル。
徳利は口についてる頑丈な紐を持って、横倒しにして蕎麦猪口に注ぎます(徳利の腹は熱くて触れません)。
小は1玉、大は1.5玉(400円)、特大は3玉(700円)です。
他に家族向けのたらいうどん(4杯〜8杯、1,200円〜2,400円)や、炊き込みご飯(300円)などのサイドメニューがあります。
この日の駐車場は地元だけでなく、広島や岡山など県外ナンバーの車で満車。
車を降りて30mくらいの行列に並びましたが、店内広く回転早くで、正味10分くらいしか待たずに済みました。
〒765-0031 香川県善通寺市金蔵寺町1180
山内うどん
冒頭写真の「あつあつ(小)」(200円)を注文。
ぴかぴか、つるつる、しこしこの麺、いりこ出汁のつゆ。
麺がものすごい歯応えで、スパゲッティの「アルデンテ」もこのうどんには歯が立ちません。
まさにシンプル・イズ・ベストを体現したようなうどん店、この日も麺を大窯で茹でる薪場と煙突は稼働してました。
個人的に「山越」と並んで大好きな店です。
最初に伺ったときは、こんな山奥にお店があるんかいなと不安になりましたが、知ってしまったら最後、毎回行かずにいられないお店です。
〒769-0316 香川県仲多度郡まんのう町大口1010
本格手打うどん おか泉
止めを刺す4杯目は、おか泉(おかせん)の看板メニュー「ひや天おろし」(1,000円)。
他店の目ん玉が飛び出るような安価なうどんに比べると、1,000円とはずいぶんお高く感じます。
が、上写真を見ていただくとお分かりの通り、大ぶりの海老天が2本も。
これで1,000円は安いでしょ? 東京で同じクオリティなら、倍の2,000円はするはずです。
ちなみにこちらの店は、店員さんがうどんを運んでくれますが、セルフサービスで「おでん」(1串121円)「いなり寿司」(242円)「おにぎり」(242円)を取ることができます(後払い)。
おなかいっぱいでしたが、ムラムラと食欲が巻き起こり、2串ほど取っちゃいました。
〒769-0208 香川県綾歌郡宇多津町浜八番丁129-10
ざいごうどん本家 わら家
2日目に訪問した屋島神社の隣にあるうどん屋さんです。
「家族うどん」(2,420円)を注文。
たらいに入ったうどんを、箸ですくってつけ汁でいただきます。
感染症時代にそぐわない食べ方かもしれませんが、取り分け用の箸を設けました(まったくイヤな時代ですな)。
上述の「香の香」のつけ汁よりも、ややしょっぱく感じましたが、濃い味好きの身としてはさほど気になりません。
むしろ、取っても取っても底が見えてこない量の多さがすごかったです。
〒761-0112 香川県高松市屋島中町91
以上、おなかパンパンになった楽しいはしごでした。
惜しむらくは今回日曜〜月曜祝日の連休訪問で、愛する「山越うどん」がやっていなかったこと。
ここの釜玉うどんをいただけるよう、次回のうどんツアーを企画します。