ハイランドモルト、トマーティンの旧ラベル(現行のひとつ前)12年をいただきました。
トマーティン12年 43%
- 香り…麦芽、アップルパイ、クリームデニッシュ、食パン、レーズンのパウンドケーキ。
- 味…超スムーズ。薄めたサングリア、シナモンロール。そっけない余韻。
- 総評…香り柔らか、舌触りも優しい。ベーカリーにいるような感覚で、夜だけでなく、おやつタイムにも。
86点
@LEAP BAR
この12年は、パン屋さんに紛れ込んでしまったような香りと味で、個人的にはタイプです。
でもそんな楽しい試食タイムはあっという間で、余韻に浸る間もなく、ドアの外に放り出されてしまいます。
あまたのシングルモルトの中でも印象に残るのって、そうそうないんですよね。
「飲みやすいなかにも個性」のあるウイスキーが好きですけど、単に飲みやすいだけでは難しい。
……なぁんて勝手なことを吐かしてます。
トマーティンは失礼ながら印象に残らないですけど、これを嫌いという人はあまりいないのでは。
軽くってクセがなくて、味もまずまず。
万人の舌と鼻に受けるのは、ソロアーティストとしての気難しさとは相反します。
ハンサムで人気があるのに、すれ違っても気づかない芸能人のよう。
懐が許せば、「すごいトマーティン」も飲んでみたいですが、自分の中での優先度としては……。
あとは縁次第ですね。