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「白鳥創作落語に渾身の挑戦」の会、ノリノリの宮治さん&三四郎さん。

「白鳥創作落語に渾身の挑戦」の会

新作落語の鬼才、三遊亭白鳥さん。
その創作噺を他の落語家が演じるホール落語会「白鳥創作落語に渾身の挑戦」(2021年7月31日、亀戸文化センターカメリアホール)に行ってきました。

トーク 桂三四郎、桂宮治、三遊亭白鳥
異世界落語居酒屋 権助魚編 三遊亭白鳥
豆腐屋ジョニー 桂三四郎
休憩
メルヘンもう半分 桂宮治

トークでは妙にテンションが高い三四郎さん、宮治さんを白鳥さんが制するといった感。
白鳥さんは独創を超越して、いっちゃってる物語の書き手でもあります。
その物語を踏襲しようという噺家さんも相当です。
意外ですが、白鳥さんの噺は五街道雲助さんや柳家三三さんほか、古典落語家が演じているんですよね。
古典の気脈に通じるものや、名作から換骨奪胎した作風が、古典落語家の琴線に触れるのでしょうか。
あるいは白鳥さんのキャラか、まぁ才能と不思議な魅力を兼ね備えた人であることは確かです。

白鳥さんが今回で2回目の披露という「異世界落語居酒屋 権助魚編」を演じた後で、上がったのが三四郎さん。
桂文枝さんのお弟子さんで、三枝時代のCDを聴いてこの世界に飛び込んできたという1982年生まれの上方落語家。
今回初めて観ましたが、実に華やかで、さぞモテるだろうなといった好男子。
笑いのキレも歯切れもいいし、ぜひ今度は大阪の寄席で見てみたい。
「豆腐屋ジョニー」をスリリングなラブストーリーに昇華させていて、なんだかティム・バートンの映画を見ているようでした。

圓朝作の怪談「もう半分」を白鳥さんがアレンジした「メルヘンもう半分」。
行商の老人が置き忘れた大金入りの財布をネコババする居酒屋の主人夫婦の顛末を描いた作品ですが、これを白鳥さんは絵本や漫画で有名な北欧作品からキャラ設定。
宮治さんは、さらに別のアニメキャラにアレンジし直す大胆さ。
おそらく宮治さんの年代であり、子どもさんをもつパパとしての感覚もあったんじゃないかなぁ。
そんな想像をさせられました。

落語協会以外の噺家さんを知るのはホールでの、こうした企画会が貴重な機会。
三四郎さんも宮治さんも、強烈な勢いを感じます。

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hiroki「酒と共感の日々」

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