バーボンを総じていうと無骨でブルーカラーで昭和の男性的で、というイメージが個人的にありまして。
これらは褒め言葉でもあるのですが、良くも悪くも昔から変わらないんですよね。
ただ、I・W・ハーパー12年はちょっと違いました。
香水やデザインビルを彷彿させるボトルデザインは都会的で、高級感もあります。
昔、「パーラメント」という煙草がありましたけど(今もある?)、それと同じです(CMの影響でしょうね)。
がしかし、中年になって知ったウイスキーでも、「I・W・ハーパー ゴールドメダル」は個人的には苦手でして。
たまには目先を変えて、と12年を飲んでみたのですが、これがゴールドメダルとは全然別物。
氷を入れてラフに飲んだこともあり、ひじょうにスムースでまろやか。
香味はリムーバーに始まり、さくらんぼやカシス、蜂蜜かけのトーストのような。
口に含めば、バーボンのそれとわかる特徴が表れます。
ややオイリーに感じたのは、86%もの比率を占めるトウモコロシゆえでしょうか。
内側を焦がした新樽の使用ゆえ、コーンウイスキーと呼ばないのも面白い。
I・W・ハーパーに対する印象が変わりましたが、個人的評価はゴールドメダルと飲み比べてみないことにはなんとも。
それはまた別の機会に。
@カドヤ黒門町スタンド