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人の訃報で自分の齢を悟る。

若いころよりも視野が多少は広くなっているせいか、年齢を重ねることが最近楽しくなっています。
ですが、トシをとるうえで残念な要素の一つが、訃報に接するのが多くなること。
これはもう、逃れられない現実です。

20代から30代にかけては、結婚披露宴の案内状をよくいただいたもの。
ですが、この10年は結婚式に出席したことは数えるほどです。
たぶん回数は片手の指すら達してません。

当たり前ですが、自分が歳をとれば周りもトシをとる。
どんどん老いに近づいていく。
そんなことはふだん意識しませんが、ではなぜハタと気づくかといえば

自分が知っている人が亡くなったとき

なのですよね。

身内や友人でなくても、自分が若いときから知っている著名人の訃報はショックを受けます。
その人が思い入れのある人なら余計に。

昨日、俳優の田村正和さんの訃報には言葉を失いました。

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メタ認知と引き際の美学。

夢中になったドラマや映画の出演者、小説家、アーティストがいなくなってしまう。
享年をニュースで知って、自分が歳を取り、もうとっくに中年只中なのだと認識させられる。

寿報告よりも訃報が多くなるばかり。
こういうことで自分のトシを感じたくないものですが、抗いようがないことですね。

それにしても正和さん、かっこよかったなー。
ニヒルとかダンディとか、今や死語と化した世界を体現する人でした。
私生活を明かさない、人前で食べるところをみせない、そんなミステリアスなセルフプロデュース。
アル・パチーノのファンだったそうで、なんとなくわかる気がします。

タレントがSNSでプライベートを切り売りする時代、ほんとうの意味でのスターがまた一人いなくなってしまいました。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性