JR中央・総武線の水道橋駅と飯田橋駅の間、線路沿いのデザインホテル「トグルホテル水道橋(toggle hotel suidobashi)」(2021年4月1日開業)に宿泊してきました。
デザインと合理性を追求したホテルで、最低限の設備・サービスで十分な人やミニマリストには受けそうです。
反対に、ホテル=いわゆるシティホテルのサービスをと考える人には不向きでしょうね。
平日1泊2日体験と、そこで感じ得た特徴をまとめてみます。
トグルホテル水道橋の特徴
キャッシュレスでの前払いチェックイン
フロントはビル最上階の9F。
チェックイン(15時〜)時、タブレット端末で必要事項を記入、宿泊約款を確認後、宿泊料金を支払います。
その際はクレジットカード、電子マネー、QRコード決済(一部不可)のみ。
2階に備わっているコインランドリーも現金決済不可という徹底ぶりです(ドリンクを売る自販機は使えます)。
チェックアウトは部屋から
施設案内やwi-fiのアイパスなどは、部屋備え付けの「スマートプレート」にあるQRコードをスマホで読み取って確認できる仕組み(アプリのダウンロードは不要)。
チェックアウト(〜11時)も部屋を出る直前に、スマホで行います。
その際カードキーは部屋に置いておけばOK。
首都高とJR線の交差に位置するロケーション
泊まったのは801号室の「Corner Room」(22平方メートル)。
意外なことに真ん前を走る首都高の騒音はさほど気にならず、むしろ電車の走行音の響きがすごい。
電車本数の減る23時台でも、3分に1回は「ガタンゴトン」しまくります。
部屋で映画を観ようという人は、ヘッドホンかイヤホン推奨です。
とはいえ眺望は退屈せず、特に電車やクルマなど動くものファンにはたまらないはず。
冒頭アイキャッチ写真が部屋からの眺め(夕方)で、夜中は下写真のような感じ。
とにかく日の出の直射が眩しいので、早起きしたくない人は寝る前に遮光カーテンを閉めるのは必須。
反対に寝坊できない人はそのままで。
部屋の設備は必要最小限
環境への配慮ゆえ、ファシリティもシンプル。
801号室は靴を脱ぐ小上がりタイプで、ベッドではなくマットレスが2台。
浴槽はなく、シャワーのみです。
部屋には多機能テレビ、ミニ冷蔵庫(氷スペースなし)、ケトル、セキュリティボックス、ハンガー、スリッパ、タオルとバスタオル、ドライヤー、歯ブラシセット、シャンプーとコンディショナー&ボディソープ、ハンドソープ、除菌ウェットティッシュが。
カミソリやヘアブラシ、コットン類が入用ならフロントに申し出る必要があります。
パジャマも備え付けはなく、1着200円で貸し出し。
えーと、ゴミ箱の小ささには驚きました。
801号室のテーブルはちゃぶ台のような丸テーブルで、クッションを座布団代わりにして床に座ります。
夜はテイクアウトを持ち込んで酒盛りしたのですが、とにかく飲食物を置くのに難儀しました。
朝食もシンプル
9Fのカフェバーで朝食券を渡します。
メニューは3点セットのみ。
サンドイッチ3種類とスープ2種類、飲み物(コーヒー・紅茶・ジュース)から各ひとつずつ選びます。
7時から10時までで、9Fのカフェバーはもちろん、部屋に持ち帰りも可能です。
泊まった日は天気が良かったので、途中からカフェのベランダに出てコーヒーを飲みました。
10時以降は宿泊者以外のビジターも利用可能だそうで、テレワークの穴場としても活用できるかもしれませんね。
料金は税込10,800円。
これ以上安いのが望みなら、カプセルホテルかアパホテルくらいしかないんじゃない?
個人的には自宅から比較的に近いこともあって、手軽に気分転換できる良い機会となりました。
本来インバウンドで予約困難だったでしょうし。
トグルホテル水道橋(toggle hotel suidobashi)
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- 住所:東京都千代田区飯田橋3丁目11番4号
- 15時チェックイン、11時チェックアウト
- アクセス:
【電車】
JR水道橋駅徒歩3分
JR・東京メトロ東西線・有楽町線・南北線・都営大江戸線飯田橋駅徒歩4分
都営三田線水道橋駅徒歩5分
【車】
首都高速5号池袋線飯田橋ランプ、または西神田ランプ約4分
東京駅丸の内口からタクシーで約12分
羽田空港からタクシーで約40分 - 客室数:全84室(1室2〜5名収容)
- 事業主:株式会社アトリウム
- 運営:株式会社アトリウムホテルマネジメント