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文京シビック寄席 春風亭一之輔独演会。

文京シビック寄席 春風亭一之輔独演会

2023年のマイ初笑いは、文京シビックホール小ホールで行われた『文京シビック寄席 春風亭一之輔独演会』(1月7日19時開演)でした。

転失気 古今亭松ぼっくり
唖の釣り 春風亭㐂いち
明烏 春風亭一之輔
仲入り
紙切り 林家二楽
うどん屋 春風亭一之輔

一之輔さんは正月に高級ホテルで行った落語会から、文京区周辺の話まで多彩なまくらで、相変わらずアクセル全開。
調子のいい人の話を聴くのはやはり楽しいものです。

「うどん屋」は、屋台のうどん屋が一晩に遭遇する小話。
酔客の繰り返し話に合わせたのに注文を取れず、ようやく逃げたら、今度は赤ん坊を寝かしつけたから静かにしてとたしなめられる。

表通りに出て、「うどん屋さーん」と囁くような小声で大店の若い衆から声をかけられる。
さては自分がナイショで味見して、旨ければ周りの奉公人にも声をかけようということだな、と主人は取ら狸。
だが、注文は「ひとつ」。
若い衆に隠れるようにして声のトーンを抑えたワケは……。

話の筋よりも、この演題は食べる仕草ですね。
一之輔さんは「味噌蔵」もそうですが、鍋焼きうどんの具材を食べるシーンが鮮やか。
うどんはもちろん、「今かまぼこかな、油揚げかな、これはネギだ」と想像しながら聴くのが楽しい。
帰り道に鍋焼きうどんが食べたくなったのは言うまでもありません。

別件ですが、この会で気になったのは㐂いちさんの仕草。
与太郎が長屋の扉を叩くとき、右手で扇子を高座に叩くのは良いが、左手が挙がったきり。
扉を叩かずあえて略式にしたのか、それとも疎かになっていただけか。
なぜ左手を固定にしたのか聞きたいな。

寄席ではなく、落語会での正月を味わうのもまた新鮮です。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性