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グレンフィディック ファイア&ケーン、ピートの遠慮がちな存在感。

実験的試みの限定版を断続的にリリースしているグレンフィディック「エクスペリメンタルシリーズ」第4作。
土いじりしているかのような香りと、塩気&甘みが立つ複雑さです。

グレンフィディック ファイア&ケーン(Glenfiddich FIRE & CANE) 43%

  • 香り…フローラルでプランターな入口。レモン、ややワックス、ほのかにピート。少量の加水でクリームの甘さ。
  • 味…ライトボディでほろ苦く、若干の塩気。パイナップルの黒胡椒がけ、ホワイトチョコレート、谷中生姜。少量の加水て甘み増す。
  • 総評…フィディックの複雑バージョン。スイーツともスモークとも取れない匙加減こそが神髄か。

83点

@カドヤ黒門町スタンド

グレンフィディック ファイア&ケーンをテイスティング

スコッチモルトのセンターを行くグレンフィディックの、ライトリーピーテッド版です。
バーボン樽での熟成後、カリビアンカスクとラムカスクでフィニッシュ。
グレンフィディックでラムカスクといえば21年を想起しますが、原酒の個性に合わせてこれとは異なる樽を使用しているそうです。

正直これほどつかみどころがないのは意外で、ピートがいるのかいないのかハッキリしない。
もう少しどちらかに振っても良いのでは?
とまれ、メジャーな呑兵衛の層とコアなモルトラバー双方に目配せできる微妙なシーソーを組めるのはさすがです。
ボトルキープしたやつでして、飲み続けるうちに何か発見があればしれっと更新します。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性