便利さに胡坐をかくと、大事なものを見失う。

冷凍の鍋焼きうどん

約10年、電子レンジがない暮らしをしていたのです(これはこれで意外になんとかなるもんよ)。
が、昨年11月、親族から譲り受けたお下がりのレンジが我が家の台所にやってきました。

で、ここ何か月か、やたら冷凍食品を買い込むようになってしまい、いろいろ試しています。
スパゲティ、肉団子、たこ焼き、コロッケ……。
フライドポテトが好物でして、休日のおつまみ方面で活躍しています。
冒頭の写真は冷凍の鍋焼きうどんですが、これはレンチンではなく、コンロにかけるやつ。

がしかし、冷凍食品もピンキリです。
レンチンしただけなのに「まずまず」のものもあれば、なんかこうインスタント味全開でガッカリするものもあり。
合わないなと思うのは大手メーカーやCMでおなじみの商品だったりするのです。
反対に意外にイケているのがコンビニのPBブランド。
PBブランドだって大手メーカーに作らせているわけですから、然したる違いはないはずなのに。

コンビニでは個人的に自宅から近いセブンイレブンやLAWSONを利用します。
なかでもセブンイレブンオリジナルの冷凍食品のバリエーションの多さは、群を抜いていますね。

スーパーの冷凍食品コーナーが家族向けのおかずや炭水化物、弁当の惣菜寄りの商品が多数揃う一方、コンビニ特にセブンイレブンのそれは、単身者が晩酌用にあつらえそうな一品ものが多い。
個人的には「ジューシー鶏つくね」「海老とマッシュルームのアヒージョ風」の秀逸さに驚かされました。
ちょっと口寂しさが紛れる程度のつまみで良ければ、これで十分では。
街の惣菜屋さんやスーパーが閉めていたり時短にしていたりするなか、常に安定稼働のコンビニを利用しない手はないよね。

とはいえ。

こうやって街の既存店舗やサービスを侵蝕しているのがコンビニなんだよな。
弁当に始まり、タバコ、チケットの発券、コピーやスキャン、宅配便、衣服のクリーニング取り次ぎなどなど。
今やレギュラーコーヒーもセブンはたったの100円、ボタンひとつで自動的に豆が挽かれてカップに落とされます。
もはやコンビニは生活インフラを担う存在になったわけで、さらに生鮮食品まで扱うようになったら(すでに一部店舗では売られていますが)、どうなることやら。

こうやって易きに流れると、本格が廃れ、どれもこれも均質化されたモノやサービスばかりに。
今の東京がまさにそれで、街並みしかり、リアル店舗しかり、いろんな属性の人が一極集中している分、中庸で無味乾燥としたものばかりになる。
ローカル性や独自の面白みが知らず知らずのうちに失せていくのです。

これについての解はないのだけど。
せめて自分が好きなこと、ものにはせっせとカネと時間を投じて、愚直に応援していく。
後悔しないよう、ユーザー側、享受する側ができることをやっていくのみです。

この記事を書いた人

hiroki

Webの中の人 / ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート / SMWS会員 / 訪問したBAR国内外合わせて200軒超 / 会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年) / ひとり歩き / 健全な酒活 / ブログはほぼ毎日更新1,700記事超(2021年10月現在)/ ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性