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大谷翔平選手は今シーズンあえて見送ってもいい。

好事魔多しーー。
ドジャースの大谷翔平選手の通訳、水原一平さんが「巨額の窃盗の疑い」で球団を解雇された件では、その言葉が真っ先に浮かびました。

報道が多すぎであり、MLBも調査を始めたということで、全貌が明らかになるまで待たねばなりませんが。
現時点での要点をまとめると

  • 大谷の銀行口座からブックメーカー(違法賭博の胴元)の知人の口座に少なくとも450万ドル(約6億8000万円)が支払われていた
  • 当初、ESPNの取材に対して水原さんは「大谷に借金の返済を相談したところ、大谷選手が自身の口座から送金に応じた」と説明するも、翌日「大谷は何も知らなかった」と説明を翻す
  • 大谷が事態を初めて知ったのは、20日の開幕戦後のクラブハウスでのチームミーティング

ここまで報道されている通りなら、水原さんは取材に対してだけでなく、大谷選手にも嘘をついたことになる。
嘘に嘘を塗り重ねた結末は、大破しかありません。
話がミステリー小説のようになっていますけど、まったくエンタメじゃない。

謎は深まるばかり

水原さんのついた嘘が真実だとして。
自分が大金を得ているとはいえ、自らの銀行口座(複数あるうちのひとつ?)を、いち通訳にまるっとお任せ、なんてことがあるのかな。

大谷さん自身が関与していた(水原さんの借金が違法賭博由来であることを知っていた)かどうかは、当然ポイントとなるでしょう。
ただそれ以上に深刻なのは、水原さんの口座ではなく、大谷さんの口座からブックメーカー側に振り込まれていた事実は覆らないこと。
この一点に暗雲が立ち込めます。
司直は事実だけで判断します。
一心同体のパートナーとか義理人情とか忖度とか、そんなものは関係ない。

大谷さんは1年シーズンを見送るのも英断

ここまで騒ぎが大きくなっている以上、大谷さんは会見を開いて自分の言葉で話したほうが、むしろ火を消し止められそうな気がします。
早ければ早いほどいい。
隠そうとするほど、黙殺しようとするほど拡散されますよ、これ。

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ストライサンド効果 – Wikipedia

大谷さんは右ひじのじん帯修復手術から明けていますが、投手としての復帰は2025年シーズンといわれています。
であれば、そこでの100%を目指す意味でも、今季は思い切って休養に充てるのも手です。
奇手ですが、こうすることで自身のフィジカル(肉体)とスキャンダル(醜聞)両方を回復できるはず。

それにしても。
大谷さんの心情を想像すると、つくづく言葉もない。
でも新約聖書だっけ、「神は乗り越えられる試練しか与えない」と言いますからね。

残念ながら経歴にキズがついたことは確か。
でも大谷なら心配をものともせずに吹き飛ばしてくれることでしょう。

そして水原さん、自分の運を使い果たすだけでなく、他人それもあなたの人生を変えてくれた人に泥を塗っちゃったね。
外野に言われたくないだろうけどさ、意味をよく考えて、身の処し方を決めてほしい。
ギャンブルが武勇伝のように言われる時代では、もはやないのですよ。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

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