考える、書く、数字を追う時間がひたすら続くと反作用で、空白の時間がほしくなるんですよね。
仕事が詰まっている人なら、たいていそうなる。
それをやるだけで気分リセット、自分にホワイトスペースができるときってありません?
単にボーッとするってのも、もちろんひとつなんだけど。
ぼくの場合たとえば下記です。
- マイカーを運転する
- 料理する
- 掃除する
それのみに没頭しているときが当てはまる。
集中ではなくて没頭。
日本語的には「集中」と「没頭」はほぼ同じ意味ですが、前者は意識的に行うのに対して、後者は「集中する意識すらない」と個人的には定義します。
つまり、没頭とは「頭がほぼ完全に空っぽになるとき」です。
音楽やラジオを「ながら聴き」するジョギングは、ぼくには当てはまらない。
映画や演劇鑑賞、美術鑑賞、読書もインプットの意味合いがあるので、これも違う。
大好きな酒を飲むときはもってのほかで、かえって考えごとが多くなるし、相手がいれば会話が弾むこともある。
常に何かしなきゃ、休みの日だから有意義に過ごさなきゃ、という無意識だけれども強迫観念めいたものがはたらきがち。
ですが、全く何も考えない時間を作ることが大事。
「時間を作る」という言い方をすると、これはこれで意識しなきゃいけなくなるから、それもまた違うんだけどね。
「ボーッとしてることが多い」「ボーッとする時間が好き」なんて人は、息抜き上手で、ストレスをやり過ごすことに長けているんです。
もっと無為な時間を手当てしよう。
手始めに餅でも焼く(これも頭が空っぽになるのだ)。