結論から言うと、コク甘を通り越して激甘。
ストレートでは甘すぎるきらいがあるので、ロックかハーフロックくらいで飲むのがちょうどいいです。
グレンリベット12年 ライセンスド・ドラム(The Glenlivet LICENSED DRAM) 48%
- 香り…華やかで、花の香りに始終満ちている。桃のコンポート、六時屋タルト、ナツメグ。後半に生姜も。
- 味…甘さ際立つ。やや粘り気と金属的なニュアンスある入口。生姜糖、リコリス、クミンシード、後口はシナモンシュガー。
- 総評…グレンリベットらしからぬボディの厚み。アクセントとしてスパイスがあるが、終始甘く香味は至ってノーマル。
80点
@カドヤ黒門町スタンド
オリジナルストーリーズと銘打たれたグレンリベットの限定シリーズで、2021年の「イリシットスティル」に続いての第2作です。
「ライセンスド・ドラム」という名の通り、1824年に政府公認のウイスキー製造免許を取得したことにちなんでの今回のリリース。
熟成には1stフィルのバーボン樽と、同じく1stフィルのヨーロピアンオークのシェリー樽が使われています。
巷の評判は高いようで、実際にハズしてはいないと思います。
個人的にはベタッとした、舌に延々と残る甘さが引っかかってしまい、途中から加水に転じました。
ボトルキープしたので、最後までちゃんと面倒を見ます。
オフィシャルの企画品や限定ボトルを体験してしみじみ思うのは、最後は結局定番に戻るということ。
リベットなら12年だし、モーレンジィなら10年オリジナルだし、アードベッグならTENだし、ラフロイグなら10年。
広く長く飲まれ続けているのには、それなりの根拠があるのだと改めて痛感させられます。