15%でヒットと言われるようになって久しいテレビ界において、番組世帯視聴率で毎年25%以上(ビデオリサーチ関東地区調べ)をキープしている『東京箱根間往復大学駅伝競走』(日本テレビ系)。
風物詩と言っていいほどの人気ですね。
個人的にも毎年テレビでチラッとでも見ているので、自分がなぜ好きか考えてみたのですが。
いちばんはドラマ性ですね。
- ごぼう抜きする選手が彗星のごとく現れたとき
- 脱水症状や低体温症で倒れてしまったとき
- 繰り上げスタートでタスキが繋げれなかったとき
そういう瞬間に胸を焦がしてしまいます。
一生懸命やっている選手を応援することで、正月から良い活力をいただけるのも、当然あります。
が、自分に最も当てはまる理由は、ドラマ性なんですよ。
「ドラマ」などという紋切り型表現を安易に使いたくないけど、劇的な場面に遭遇したいのだから仕方ない。
スポーツイベントも、ぼくが好きな酒場も、そういう意味ではライブであり、エンタメであるといえるかもしれません。
ちなみに母校(といえるほど愛校心はない)はこの駅伝の常連校でシード校。
かつて往路5区で4年連続区間賞を達成し、3度の総合優勝に導いた男がいたのです。
駅伝というものを何気なく視聴して、初めて心が沸き立った、同時代を生きていて幸せだと感じたのは、この人が初めてでした。
柏原竜二さんーーあなたこそ、永遠のスターなのです。
冒頭アイキャッチ画像は、東京1区のコースの某所より。