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湯島の柳家三三独演会、「二番煎じ」「大工調べ」。

湯島落語会「柳家三三独演会」

湯島落語会さんが主催する『柳家三三独演会』に伺いました(2023年1月29日18時開演、湯島天神参集殿)。

チョコレート 柳家あお馬
二番煎じ 柳家三三
仲入り
大工調べ 柳家三三

『二番煎じ』は、火の用心の夜回りに行っている町会の旦那衆たちが、番小屋に戻ってこっそり燗を片手に猪鍋をつついていると、役人が入ってきて……という話。

謡の先生に浪花節、吉原だの、めいめい勝手に「火の用心」の声を出して夜回りする前半。番小屋に戻って猪鍋をハホハホする後半。

とりわけ、ひとつしかない箸で交代交代で鍋をつつくシーンが最高で。
「うどん屋」「味噌蔵」などと同様、空腹に堪える演目です。

三三さんの小気味良い言い立てが発揮される「大工調べ」は、端折られることが珍しくない後半のお裁きの場面を通し(ノーカット)で。

店賃を納めていない大工の与太郎から家賃代わりに道具箱を取り上げた大家。
一両二分を与太郎に与えて道具箱を返してもらえと送り出した大工の棟梁、政五郎だが、与太郎はかえって大家を怒らせて手ぶらで戻ってくる。

道具箱を取り返してやろうと平身低頭で詫びに行った政五郎だが、足りない八百文をめぐる些細な言葉のやり取りで態度を硬化させた大家。
ついに政五郎はブチ切れ、ついには奉行所に訴え出ることに。

三三さんは調子が良いと見えて、どちらの演目も小気味良い。
個人的には呑助の心情を表す「二番煎じ」という噺が大好きで、これを聴けたのが最高ですが。
「大工調べ」は三三さんのオハコのひとつであり、痛快な終わりとともにいい気分。
こういう噺が、もっと聴きたいね。
帰りはBARに寄り道して1杯やりつつ、帰りに猪鍋代わりにコンビニの鍋焼きうどんを持ち帰って1杯やったのでした。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性