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コタツ記事はそんなに悪か。

スポーツ紙による昨今のWebメディア配信記事に象徴される「コタツ記事」、評判が悪いですよね。でも、正直ぼく自身は悪いことでもないと思うんですよ。

コタツ記事の定義を軽くおさらいしますと。

コタツ記事とは

コタツ記事(コタツきじ)は、ジャーナリスト、ライターが現地に赴いて調査を行ったり取材対象者に直接取材したりすることなく、インターネットのウェブサイト、ブログ、掲示板、SNS、テレビ番組などのメディアで知り得た情報のみを基に作成される記事である。
デジタル大辞泉においては「炬燵記事」の項目で「独自の調査や取材を行わず、テレビ番組やSNS上の情報などのみで構成される記事」と定義づけられている。SNSで取材先を探し、取材者から聞いた「個人的意見」の話の「裏取り」をせず、聞いた内容をそのまま記事にするケースも増えている。

Wikipedia フリー百科事典

効率化と最大効果を両取りできる

一般紙、スポーツ紙、地方紙、業界紙。部数の大小問わず、新聞記事とは「取材ありき」のスタンスであることは基本であり、誰もがイメージするところではないでしょうか。

コタツに当たっていても書ける=足で稼いだ取材でないことを揶揄しているわけですよね。
でもメディアからすればPV数を上げて配信で収益を得てナンボ。書き手が足で稼ごうが部屋でぬくぬくしてようが関係ない。

テレビ番組など他メディアのコンテンツに乗っかって、タレントの面白&問題発言を拾えれば、取材にカネをかけずに記事ができ、見出しの打ち方次第でそれなりにPV数を得られる。こんな効率的=オイシイことはない。ネット民はそれを見透かしているから、コタツ記事を繰り出すメディアを貶すわけです。

同種の「コタツ」には前例がある

テレビが午前中に放送している情報番組を見たことがある人なら分かりますよね。新聞朝刊を紹介するコーナーを。新聞から特に注目の話題を拾ってコメントする。これこそコタツ記事のテレビ版です。
昔からありますが、これが叩かれないのが不思議でなりません。Web配信ゆえネットやSNSで拡散されるコタツ記事に対し、マス相手のテレビのコンテンツのほうが叩かれない逆転現象です。

コタツ記事にも利点はある

テレビで「誰某がこんなことを言った」的な記事は、タイトルタグに釣られてついついクリックしてしまう。昨今テレビの視聴機会が激減している身としては、「へぇー(そんなことがあったのね)」と。
わざわざテレビを見ないけど、面白い場面だけ要点だけ伝えるコタツ記事は一服タイムのお供として悪くない……という考えです。

コタツ記事のことを批判しているネット民を見かけますが、そういうヒトに限って、よく目を通している。タダ記事を読んでいるクセに「どうでもいい記事」のクソリプを送っているヤフコメのヒトと変わらない。

まとめ

コタツ記事にも三文の理、ですよ。そんなに目くじらを立てなくてもいいんじゃないの。百歩譲って、取材記事で真剣勝負しているライターや編集者が批判するなら理解できますが、ニュース記事をタダ読みしてるユーザーが「マスゴミのコタツ記事」と揶揄するのは、違うんじゃないの? と思うわけです。

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hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性