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感覚を表すことで、言語の引き出しが多くなる。

「言語化」について説いている本やWeb記事はたくさんありますが、言語にできるかどうかは「自分の過去の体験」や「読んだ本、見た映画」などの蓄積に左右されます。
ただし、それがすべてかというとそうでもない。この感覚、感触を何と言い表せばよいのだろうと思案して、口にすることができる、文にすることができる人は、無意識でも意識してでも、それらを常に実践しているのですよね。
今流に言えば「アウトプット」なのだけど、常日頃からそれを実践しているのですよ。友人との会話や、Twitterでのつぶやき、非公開の日記等々で。

特に形のないもの……形而上的なものが好例。うまいなぁと感じたのが、「ZoomなどのWeb会議システムで、ミーティングが終了して皆がRoomを退出した後に、画面が真っ暗になるあの感覚」を
「虚無感」
と見事に表現した人がいて、膝を打った次第。彼女のセンスを垣間見た瞬間でした。
ぼく自身転職の面接でも体験したけど、相手より先に退出ボタンを押すのは失礼という、よくわからない先入観があってね。だからブンッと画面が途切れた後に、自分の名前だけが浮かび上がる独特の渇いた感触。一抹の虚しさよ。

この感覚を言葉にすると何というのだろう? を繰り返していくと、最適な表現が見えてきます。たとえば「怒り」という言葉にも激しい怒り「激怒」、瞬間湯沸かし器のような「激昂」、言うことを聞かない子どもに対しての「プンプン」とかで、それぞれニュアンスが異なる。
このように語彙を分解していくことで言語感覚が鍛えることができます。

いちばん早いのが類語辞典を繙くことで、これは何も分厚い辞書を買わなくても、ネットがあれば誰もができること。感覚を磨き、躊躇せずに表に出していく。これが言語の引き出しを多く持つことにつながります。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性