アサルト クライゲラキ、スタンダード17年の片鱗を垣間見る。

アサルト クライゲラキ

個人的には香りよりも味わいが好き。中途半端な熟成に見えるシェリーは、加水や時間を経ることで素顔を表します。

アサルト クライゲラキ 2013-2021(Assault CRAIGELLACHIE) 61.1%

  • 香り…やや主張あり。リコリスキャンディ、冬瓜、熟したマンゴー、シェリー酒、ホワイトペッパー。加水で温泉卵。
  • 味….荒っぽく金属的な入口。ひまわりの種、ナスの煮浸し、硫黄っぽい余韻が長く続く。
  • 総評…香りと味わいでまったく異なる印象。スペックを見て一瞬、脳がバグる愉しい感覚。

80点

@カドヤ黒門町スタンド

アサルト クライゲラキをテイスティング

信濃屋が調達した熟成10年前後、アルコール度数60%超の原酒で送り出す「アサルトシリーズ」のひとつ。他にオスロスク、タムドゥーが出ています。

アサルトとはライフルのそれで、若さ溢れるエネルギ ーと「猛烈に攻撃する」の意味から命名されたそう。
特徴的なラベルはイラストレーター兼タトゥーアーティストの、ゆるふわぴんくチャンさんによる描きおろし。

言われてみれば、遠い記憶でクライゲラキの面影がよみがえってくる感覚です。そう、クライゲラキって個人的には印象に残っていないのだけど、飲むと思い出す。

そんなモルトですが、印象に残らない=好みと違うってことなんでしょうな。こちらのボトルは大人になる前をとらえたもので、ネガティブに捉えられがちな荒々しさこそ、一瞬の輝きであるといえます。

クライゲラヒ 17年 46度 700ml (クレイゲラヒ / クライゲラキ)

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