フレンチウイスキーのシングルモルト。甘みよりも渋みのほうが立っている感じでした。
ルジョンデール ヴァン・ド・パイユカスク(Le Jondale Vin de Paille Cask) 44%
- 香り…レモン、オレンジピール、糖蜜、オールドファッションドーナツ。
- 味…アーモンド、ブラジリアンナッツ、カステラのザラメ、後口は塩豆、渋柿。
- 総評…若さ勝るが熟成感もほどよい。スパイシーでクセがある。
81点
@羽月
ヴァンドパイユというフランス・ジュラ地方のワイン樽で熟成したというウイスキーです。藁の上にブドウを敷き詰めて乾燥させて造る極甘口ワイン(藁ワイン)の樽での熟成とか。
カウンターに鎮座したボトルのジャケットに魅かれ、その辺りの知識も下調べもなく飲みました。嗅いだ初っ端はランシオ香、ヒネっぽい印象だったのですが、口にすると若さ爆発で脳みそが瞬間的にバグりました。
形容しがたい心持ちでいると、バーテンダー曰く「渋くないですか?」と。あぁ、それだ、その感じがしっくりくる。
昨今のエントリー型のモルトやスコッチブレンデッドは、わりと横並びに飲みやすくしている印象。ですが、こちらは仕上がりを見るかぎり対照的。こういうの、もっと出てくれと需給バランス考えずにごちてみる。