新宿末廣亭2023年10月下席夜の部は柳家喬太郎主任公演。九日目に行ってきました。
(途中から)
強情灸 ひな太郎
粗忽の釘 燕路
粋曲 小菊
目黒のさんま 小満ん
(中入り)
名前が出てこない 志ん五
漫才 風藤松原
妻の旅行 はん治
蛙茶番 一朝
奇術 アサダ二世
死神 喬太郎
喬太郎さんの自由自在な「死神」
ハロウィンのまくらから始まり、渋谷がダメたら池袋や新宿に来ますよ、と。歌舞伎町あたりに行ったら仮装ではなくほんとに血まみれになるよ、というフリからの、ありがたくない神の物語へ。
死神の呼びかけに「ハロウィン?」とか、先日亡くなった犬塚弘さんを入れるあたり、自由自在な喬太郎さんの死神でした。
喬太郎さんで、この噺を聴くのは通算2度目(今年2度目)。まさか寄席で当たるとは。テンション上がりました。
客席からのリクエスト
柳家小満んさんのところで、前列のお客さんのひとりが「安産」とリクエストする一幕が。小満んさんは、「それよりも秋らしい噺を」と取りなして「目黒のさんま」へ。ライブならではですが、上野鈴本では見かけない光景ですね。
余談ですが
10月下席は上野鈴本演芸場で推しである桃月庵白酒さんの主任公演中。しかもガチャでネタ決めするご趣向で、一部レアネタがあるわけです。
で、上野か新宿か、迷いに迷って新宿を選んだわけですが。謝楽祭で当たった招待券で末廣亭に行っただけなんだけどね。
結果、白酒さんは「寄席よりの使者」という白酒さん自身による新作。これ、聴きたかったのに!!
ただより高いものはない、の好例となってしまいました。苦笑。