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SNSからリアルの対応まで、すぐに通報される時代の対処法。

外食店のオーナーさんや店長さんによる、客のマナーについて苦言を呈するつぶやきが炎上してしまうニュース、後を絶ちません。
私見ですが、この手の投稿や言い分については、そのほとんどにおいて店側に一理あると考えています。
怒りの感情を多少強い言葉で主張するくらいでないと伝わらないし、お店さんが押し殺したところで解決にならないし、ストレスはたまるばかりでしょう。

ですが、ぼくのように店側に利する考えの人ばかりでは当然なく、論争になってしまいがち。
結局は感情的になった店側が謝罪し、投稿を削除するのがワンパターン化しているありさまです。
世知辛いね。

もはや「紳士協定」は遺物と化した

ひと昔前までは、店と客に何か悶着があったとしても、それはクローズドのやり取りで済んでいたはずでした。
東芝クレーマー事件のようにマスコミに報じられるケースは、その特殊性ゆえレアケースだったわけです。

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東芝クレーマー事件 – Wikipedia

ところがSNSが人々に定着した今の時代は、何かあるとすぐに拡散されてしまう。
飲食店の怒りの投稿が拡散されるのは、まだ理解できます。

今が怖い時代なのは「通信の秘匿性」が通用しなくなったこと。

まさか「Fakebookの投稿は“友達のみ”に限定しているから大丈夫」なんて考えてないですよね。
一見封書のようなやり取りのLINEですら、すぐにスクショをUPされてしまう時代です。
そこに道義の有無を問うたり、(倫理的に後ろ暗いから)カネを積んで解決し暗黙の了解を得たりしたところで全く無意味。
相手が悪ければ、いとも簡単にやり取りを暴露されてしまうのだから。

世知辛い時代の対策

つい最近、個人的に上記のようなことをやられ、とばっちりを食らいました。
恩を仇で返されるとは、まさにこのこと。
相手を信用していたし、相手にも信頼されていたというのは単なる浅はかだったという、しょーもないオチですわ。
これについては「相手の知能が低かった」と割り切って、さっさと次に行きます。
数日怒りに震えていましたが、ようやく踏ん切りがつきました。

対策は「信用しないこと」「疑ってかかること」、そして何度もこのブログで言っているように「期待しないこと」。
クローズドの媒体でも、誰かに見られる前提でやり取りするのがベストです。

ポリコレ的にはいい時代になったのでしょう。
でもね、一様に漂白される時代って、すげえ気持ち悪いです。そうなるのは止めようもないんだけど。
そして承認欲求を満たすSNSは、人間が潜在的に持っている暗黒面を助長する残念なツールにいとも簡単に化すのです。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性