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ロングロウ 1996 10年:古風な美人に出くわしたような。

キャンベルタウンで現在稼働している蒸留所はスプリングバンク、グレンスコシア、グレンガイルの3つ。
このうちスプリングバンク蒸留所によるロングロウを、おなじみのBARで定番にさせてもらっています。
今回、ひと昔前の年数表記のあるボトルにめぐり会いました。

ロングロウ 10年 1996(Longrow 10y 1996) 46%

  • 香り…華やか。レーズンバター、シェリー、タンジェリン、彼方控えめにピートが寝そべる。
  • 味…脂っ気のあるフルーツ。リッチでふくよか。濃ゆい。焦がし気味のタルトタタン、牡蠣がんがん焼き。余韻は長い。
  • 総評…シェリー樽のモルトを彷彿させる濃密さと、多数のコンテンツが同居。顔立ちも主張もはっきりした古風な美人に出くわしたよう。

90点

@どれすでん

ロングロウ 10年 1996をテイスティング

蒸留年と熟成年数の両方の表記があるロングロウです。
2006年リリースで、オールドボトルというには微妙な気がします。

がしかし、口にしてみると明らかに違うもの。
素晴らしい出来栄えです。
現行の年数表記のないロングロウよりも明らかに濃く、主張が強い。
でもピート感でいえば現行品のほうが上回るんですよ。
モルトを人に喩えるのは苦手なんだけど、この1996ばかりには、古風でしっかりものの美人のような女性的インスピレーションを覚えます。

飲み方なんざ、ストレート一択に決まっとる。
水はせいぜい数滴垂らす程度にして香りを楽しむのが正解です。
四の五の言わず「生のまま」で飲むためのモルトです。

キープとはいえ、いつも以上にできるだけゆっくり飲みます。

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hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性