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「ホワイト化社会」が行き着く果てはどうなるか。

岡田斗司夫さんがYouTubeで「ホワイト化する社会」というテーマを話しているのを最近視聴しました。
扱う商品やサービスは社会貢献度が高く、法令は遵守して、休日もしっかりあって、残業も少ない「ホワイト企業」という言葉がありますが。
言ってみればその概念が社会全般で浸透していくとの見立てです。

岡田さんは性加害疑惑の渦中にある松本人志さんも引き合いに出し、かつて松本さんが「自分は不倫するだろう」と発言した内容は、今はもう通用しなくなっていると指摘。
それ自体が汚い、不潔なものと断じられるとしています。

確かに「ホワイト化」は加速中ですが、個人的にはひじょうに嫌だなと感じています。
岡田さんの発言趣旨以外でも、たとえば下記もホワイト化の一例と言えるでしょう。

  1. ポリティカル・コレクトネス(political Correctness、略称ポリコレ):直訳で「政治的正しさ」。特定のグループに対して差別や誤解を生まない公正中立な表現。
  2. 悪評・悪口・批判の封殺:とにかく「悪口」はダメであり、特段の瑕疵がないかぎり特定の人や作品、商品やサービスへの悪口雑言は漂白される。
  3. 不同意性交罪を設けた改正刑法の成立:同意を可視化するアプリがすでに出現(批判が噴出しサービスインは延期)。

主観ですが、上記1番目は明らかに行き過ぎているし(手術なしで性別変更を認めるとかね)、2番目は好意的意見のみが露出するような世の中になるし、3番目に至っては少子化に直結するだけでなく、悪用される恐れさえはらんでいます。
ぼくの好きな落語なんか、ホワイト化で真っ先にNG食らう芸能ですよ。

ホワイト化が行き着く先は

異論・異物を排除する社会、臭い物に蓋をする社会へと向かうことになります。
少数派の排除は今以上に先鋭化し、ついには全体主義社会が爆誕と相成ることでしょう。良かったね(もちろん皮肉よ)。

まぁ現代日本も民主主義に見せかけているだけで、実際は全体主義的なところがありますからな。
縦割り社会のようなものではなく、「一人の独裁者のもとで全員が右向け右をする」のが全体主義です。
大小や公・民間を問わず、そういうシーンを見かけることは珍しいことではない。
(自分も含め)国民に主体性がないのだから、時間の問題のような気もしています。

岡田さんによれば「ホワイト化」社会はあと10年でやってくるそうです。
10年後は残念ながら生きている可能性があるけど。
先鋭化した未来については、それを見ることなく死んでいるか、一線を画しているかのどちらかだから、あとは野となれ山となれ、ですな。

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hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性