田端文士村記念館で芥川龍之介の企画展を観たこともあって、ジョギングがてら、ゆかりの地に立ち寄ってみました。
自分のジョギングコースが隅田川下流沿いなので、ちょうどいい企画でした。
見に行ったのは「生誕の地」である中央区明石町(当時は京橋区入船町8丁目)と、「成育の地」である墨田区両国(当時は本所区小泉町)。
明石町は聖路加国際病院の裏手にひっそりとあって、道行く人も区教育委員会の案内板に目をくれる人は誰もおらず。
いっぽう、両国の案内板は京葉道路(国道14号線)沿いで往来が活発なところ。ですが、やはり案内板に気づいている人は少ない様子です。
これを読みながら、どこの土地も「偉人は自分のもの」なんだなぁと。
中央区民にとっても、本所の住人にとっても、田端の住人にとっても、「芥川といえばウチ」なわけです。
この案内板から、そんな誇らしさが仄見えて、興趣を感じましたね。
文豪や歴史上の偉人の墓参をするファン(坂本龍馬とかね)がいますけど、その人ゆかりの場所を巡ってもいいんじゃないかな。
スタンプラリーみたいに。
そういえば田端にある芥川の旧居跡地に予定されている、日本初の「芥川龍之介記念館(仮称)」がようやく動き出すみたいですね。
よかったよかった。