「トケマッチ」という高級腕時計の持ち主と借りて使いたい人のシェアリングサービスの経営者が指名手配されたニュース。
最初から時計持ち逃げ目当てでUAEに在留許可を得ていたというから、これはもう計画的で悪質ですな。
とはいえ、個人的には笑っちゃったニュースです。
ロレックスだのオーデマ・ピゲだのパネライだの、ああいう腕時計はカネのある人が身に着けるものであり、自己満足であり、自己顕示であるわけです。
もっとも、カネがなくても外車や腕時計をローンで買う人がザラにいますが。
レンタカーならともかく、さすがに腕時計レンタルは想像を超えました。
どういうときに着けるのかね。
商談? プレゼン? お見合い? 勝負時? さっぱりわからん。
レンタカーのように「わ」ナンバーでもないから、周囲が分かりようがないのも巧妙っちゃ巧妙。
しかし、貸すほうも貸すほうで。
どうやら腕時計の査定額に応じた「預託使用料」が毎月支払われるとうたったそうで、なんというかこれまた小遣いを稼ぎたい下心に付け込んでますな。
他にも、貸株(=投資家が保有株等を証券会社に貸し、証券会社から貸株金利を受け取るサービス)や、寄生サイト(=ウェブサイトの上位ページやサブドメインを借りて、独自コンテンツを掲載して検索エンジンからの評価を得ようとする手法)などは、個人的にはなんか嫌だなと感じるわけです。
事実、後者の寄生サイトはGoogleから評価を下げられ、検索順位を落とされる傾向にあります。
なんだろう、「只より高い物はない」以前に、「貸すより高いものはない」という例を垣間見ていますね。
自律しなきゃね。下心にご用心。